ディスクロージャー (バンド)

ディスクロージャーについて

ディスクロージャー（Disclosure）は、イギリスのサリー出身で、兄弟のガイ・ローレンスとハワード・ローレンスによって2010年に結成されたダンス・ミュージックデュオです。彼らの音楽はエレクトロニック、ハウス、そしてポップミュージックの要素を融合させ、聴く者を魅了してきました。

音楽キャリアのスタート

ディスクロージャーは、2010年にロンドンのモシモシ・レコーズからシングル「Office Dexterity」でデビューを果たしました。この曲は彼らの才能を広く知らしめるきっかけとなります。その後、2012年にはサム・スミスをボーカルに迎えたシングル「Latch」をリリースし、全英シングルチャートで11位を記録、瞬く間に注目を集めました。

さらに、「White Noise」や「You & Me」といったシングルも大ヒットを記録し、特に「White Noise」は全英チャートで2位を獲得。これらの成功により、彼らはイギリスの音楽シーンでの地位を確立していきました。

デビューアルバム『Settle』の成功

2013年5月にリリースされた彼らのデビューアルバム『Settle』は、全英チャートで初登場1位を記録し、批評家たちからも絶賛されることになります。このアルバムは、ピッチフォークやビルボードといったメディアによる年末のアルバムランキングでも上位に選出されるなど、彼らの名声をさらに高めました。

アメリカ進出とライブパフォーマンス

このアルバムの成功に伴い、彼らの楽曲はアメリカでも人気を博し、特に「Latch」は全米チャートで7位にランクインしました。2013年9月には、初の来日公演を行い、観客を魅了しました。以降も、フジロック・フェスティバルなど多くの音楽祭に出演し、そのパフォーマンスは高く評価されました。

さらなる進化と新たなアルバム

2015年には、2枚目のアルバム『Caracal』を発表し、こちらも全英チャートで1位を記録。特に、ザ・ウィークエンドやロード、ミゲルなど著名なアーティストとのコラボレーションが話題を呼びました。2016年には再度来日し、フジロック・フェスティバルでのパフォーマンスが記憶に残るものとなりました。

2020年には3作目のアルバム『Energy』をリリースし、多彩なゲストボーカルが参加することで新たなスタイルを打ち出しました。2022年にはZeddとのコラボ曲や、再びサム・スミスとのタッグで「Unholy」のリミックスを発表するなど、活躍の幅を広げました。最も最近となる2023年7月には、4作目のアルバム『Alchemy』が登場し、彼らの音楽の進化が続いていることを証明しました。

ディスコグラフィーの一端

ディスクロージャーの音楽は、複数のアルバムやEPに収められています。

スタジオ・アルバム

• - Settle (2013年)
• - Caracal (2015年)
• - Energy (2020年)
• - Alchemy (2023年)

EP

• - Carnival (2011年)
• - The Face (2012年)
• - Control (2013年)
• - Moog for Love (2016年)

など、多岐にわたる作品が彼らの活動を物語っています。ディスクロージャーは、ダンスミュージックのシーンでその名を刻み続け、今後の活動にも期待が寄せられています。

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