ディディエ・シクス

ディディエ・シクス（Didier Six, 1954年8月21日 - ）は、フランスのリール出身の元サッカー選手であり、指導者としても活躍しました。主にフォワード（ウインガー）のポジションでプレーし、「シス」と表記されることもあります。

選手としてのキャリア

シクスは、いわゆるプラティニ時代のフランス代表を長く支えた選手の一人です。1976年3月27日のチェコスロバキア戦で代表デビューを飾り、その後、1978年と1982年のFIFAワールドカップに2度出場しました。また、1984年に開催された欧州選手権では、優勝メンバーの一員として貢献しました。

クラブレベルでは、フランス国内の複数のクラブでプレーしました。ヴァランシエンヌFC (1972-1977, 1987)、RCランス (1977-1978)、オリンピック・マルセイユ (1978-1980)、RCストラスブール (1981, 1986)、FCメス (1985-1986)など、多くのクラブでその才能を発揮しました。海外では、ベルギーのクラブ・ブルッヘ (1980)、ドイツのVfBシュトゥットガルト (1981-1983)、イングランドのアストン・ヴィラFC (1984-1985)などでもプレーしました。晩年には、トルコのガラタサライ (1987-1988)、ドイツのVfBライプツィヒ (1991-1992)などでもプレーしました。

指導者としてのキャリア

現役引退後は、指導者としての道を歩み始めました。2011年から2014年までトーゴ代表の監督を務め、その後、2015年にはモーリシャス代表の監督に就任しましたが、成績不振のため解任されました。2019年から2021年までギニア代表監督を務めました。

プレースタイルと評価

シクスは、スピードとテクニックを兼ね備えたウインガーとして知られていました。正確なドリブルとクロスで、数多くのチャンスを演出しました。また、得点能力も高く、重要な試合でゴールを挙げることもありました。フランス代表を長年支えた功績は大きく、フランスサッカー史にその名を刻んでいます。

その他

ディディエ・シクスの詳細な情報については、フランスサッカー連盟による紹介（フランス語）も参照ください。

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