ディーター・ベルクマン

ディーター・ベルクマンは、1950年7月27日、ドイツのミッテンヴァルトで生まれました。彼は旧西ドイツの元自転車競技選手（トラックレース）として活躍しました。

1976年のモントリオールオリンピック・スクラッチ（現在のスプリント）では、4位入賞を果たしました。同年、プロに転向。

1978年、地元ミュンヘンで開催された世界選手権・プロスプリント決勝で、前年優勝者の中野浩一と対戦しました。1本目を中野に奪われたものの、2本目を制して1-1のタイに持ち込みました。しかし、3本目は中野が制し、中野が同種目2連覇を達成しました。

1979年、オランダのアムステルダムで行われた世界選手権の同種目決勝で、再び中野と対戦。今度は中野が2-0のストレートで勝利し、3連覇を達成しました。同大会終了後、ベルクマンは医学の勉強を志すため、現役引退を表明しました。

引退後、ベルクマンは整形外科医として活動する傍ら、1996年からはミュンヘン6日間レースの担当医を務めています。また、2009年3月21日には、ドイツ自転車競技連盟の会長選に立候補しましたが、落選しました。

エピソードとして、ベルクマンが1978年の世界選手権で中野から2本目を奪取したことは特筆に値します。これは、その後、世界選手権において中野から1本目、ないし2本目を奪取したケースが、1982年の準決勝でフランスのヤーベ・カールが1本目を先取するまでなかったことからも、当時のベルクマンの強さを物語っています。

外部リンク

ディーター・ベルクマン - サイクリングアーカイヴス（英語）
本人の経歴（ドイツ語）

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