デイケアセンター

デイケアセンターとは

デイケアセンターは、在宅で生活している高齢者や精神障害のある方が、日中に通所して治療やリハビリテーションを受けるための専門施設です。英語の「daycare center」は託児所や保育所を指すため、注意が必要です。

精神科デイケアの概要

精神科のデイケアでは、入院治療を終えたものの、まだ社会生活への復帰に不安がある方が、理学療法士や作業療法士などの専門家のサポートを受けながら、社会復帰に向けた訓練を行います。具体的には、以下のような活動が行われます。

作業療法：折り紙などの紙細工、陶芸、手工芸、調理など、日常生活に必要なスキルを身につけるための作業を行います。
娯楽活動：レクリエーションやゲームなどを通して、楽しみながら心身の機能回復を目指します。
スポーツ：軽い運動やスポーツを通して、体力維持や健康増進を図ります。

これらの活動を通して、利用者は社会生活に必要なスキルを再習得し、自信を持って社会復帰を目指します。

日本におけるデイケアの歴史

日本で初めてデイケアセンターが開設されたのは1971年で、川崎市社会復帰医療センター（現在の川崎市リハビリテーション医療センター）がその先駆けです。この施設開設以来、デイケアセンターは各地に広がり、多くの人々の社会復帰を支えています。

デイケアセンターの利用

デイケアセンターの利用を検討される場合は、医療機関や地域の相談窓口にご相談ください。専門家が個々の状況に合わせて適切なプログラムを提案します。

参考文献

『精神科デイケアQ&A』日本デイケア学会編著 中央法規出版 ISBN 978-4805826270

関連項目

通所施設
高齢化
老人福祉施設
高齢者
* デイケア

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