デイヴ・セイボ

デイヴ・"ザ・スネイク"・セイボ：スキッド・ロウを支えるギタリスト

デイヴ・"ザ・スネイク"・セイボ（Dave "The Snake" Sabo, 本名：David Michael Sabo）は、アメリカのロックバンド、スキッド・ロウのギタリストとして広く知られています。彼の愛称である"ザ・スネイク"は、幼少期に近所に住んでいたジョン・ボン・ジョヴィが、彼の長髪をからかって付けたものに由来します。

生い立ちと音楽との出会い

1964年9月16日、ニュージャージー州のパースアンボイで生まれたセイボは、セーアビルで育ちました。幼少期を過ごした家の前の通りにはジョン・ボン・ジョヴィが住んでおり、二人は幼なじみとして親交を深めました。母親のドロシーは彼と兄弟を女手一つで育てました。

セイボは幼い頃から、KISS、エアロスミス、ジューダス・プリースト、ブラック・サバス、ローリング・ストーンズ、ヴァン・ヘイレンといった当時の人気ロックバンドに影響を受けました。14歳の時、母親から40ドルのギターを買ってもらったことが、彼の音楽人生の始まりでした。

ボン・ジョヴィ脱退、そしてスキッド・ロウ結成へ

セイボは初期のボン・ジョヴィ、及びその前身バンドであるワイルド・ワンズで初代ギタリストを務めていましたが、デビュー前にリッチー・サンボラに交代する形でバンドを脱退します。その後、ベーシストのレイチェル・ボランと共にスキッド・ロウを結成し、ヴォーカルにセバスチャン・バックを迎え、本格的な活動を開始しました。

ボン・ジョヴィの支援やエアロスミスのツアーサポートなどを経て、スキッド・ロウはデビュー前から注目を集め、1989年にリリースしたファースト・アルバムは瞬く間に大ヒットを記録しました。1990年代のグランジ・ロックの台頭までは、ヘヴィメタルシーンを牽引する存在として、数々のヒット曲を世に送り出しました。

セバスチャン・バック脱退、そして再始動

しかし、セバスチャン・バックの脱退により、バンドは一時活動を休止します。その後、ジョニー・ソーリンガーを新たなヴォーカリストに迎え、活動を再開。その後も、元TNTのトニー・ハーネル、元ドラゴンフォースのZPサートといったヴォーカリストを迎えますが、現在は元H.E.A.Tのエリック・グロンウォールがヴォーカルを務めています。

現在の活動

現在、デイヴ・"ザ・スネイク"・セイボは、スキッド・ロウのギタリストとしての活動を続けながら、マギー・エンタテイメントに所属し、ダウンやヴィンテージ・トラブルといったアーティストのマネジメントも手掛けています。ミュージシャンとしてだけでなく、音楽業界の裏方としても才能を発揮し、幅広く活躍しています。

スキッド・ロウのサウンドを支え続けるデイヴ・"ザ・スネイク"・セイボ。彼のギタープレイは、これからも多くのファンを魅了し続けることでしょう。

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