デザイナー (ラッパー)

デザイナー（Desiigner）

アメリカ合衆国のニューヨーク、ブルックリンに生まれたデザイナー（本名：Sidney Royel Selby III）は、ラッパー、歌手、ソングライターとして知られています。1997年5月3日に誕生し、彼は音楽の道を歩み始めました。

幼少期と音楽のスタート

デザイナーは、ベッドフォード・スチュイヴェサント地区のルイ・アームストロングの住宅地で育ちました。彼の音楽に対する興味は早くから始まり、学校の聖歌隊や教会でボーカルの練習を重ねました。しかし、14歳の時に銃撃されるという衝撃的な事件がきっかけで、音楽活動に本格的に取り組むようになります。

最初は「Dezolo」という名前でキャリアをスタートさせましたが、後に「Designer Royel」と名乗るようになりました。最終的には、妹からのアドバイスを受けて現在の名前に変更しました。

音楽キャリアの発展

2015年12月にデビュー曲「Zombie Walk」をリリースした後、12月15日にはシングル「Panda」をSoundCloudで発表し、大きな話題を呼びました。この楽曲はBillboard Hot 100で1位を記録し、急速に知名度を上げました。2016年2月にはカニエ・ウェストが経営するレーベルGOOD MusicおよびDef Jamと契約し、更なる飛躍を果たします。

「Panda」の成功の後、彼はカニエ・ウェストのアルバム『The Life of Pablo』にも参加し、より多くのリスナーに自己の音楽を届けました。2016年6月には、XXLのフレッシュマン・クラスに選出され、同月26日には初のフルレングス・ミックステープ『New English』をリリースしました。さらに、シングル「Tiimmy Turner」はアメリカでプラチナディスクに認定されました。

インディペンデント時代

2019年にはGOOD MusicとDef Jamを離れ、独立した活動を開始します。2020年には自身のレーベルLOD RecordsからEP『Diamonds Forever』を発表し、新たな音楽的挑戦を続けています。

人物と問題

デザイナーのキャリアの中で、いくつかの問題も浮上しています。2016年、ニューヨークで銃と麻薬の容疑で逮捕されましたが、その後無罪となりました。また、2023年には東京からの帰りのフライトでトラブルが発生し、機内での行動について問題視されました。彼自身はその時の状況について、精神的に不安定であったと語るなどしています。

音楽作品

デザイナーの主なディスコグラフィは以下の通りです。

• - 『New English』（2016年）
• - 『L.O.D.』（2018年）

デザイナーは今後も音楽キャリアを続け、新たな作品を世に送り出すことが期待されています。彼のユニークなスタイルとエネルギッシュなパフォーマンスは、多くのファンに愛され続けています。

もう一度検索