デシグアル

デシグアル (Desigual) について

デシグアルは、スペインのバルセロナに本拠を置くファッションブランドで、1984年に設立されました。「Desigual, it's not the same」（他とは違う、デシグアル）をスローガンに掲げたこのブランドは、独特なデザインと色彩選びで広く知られています。創業者はスイス出身のトーマス・メイヤーです。

ビジネスの成長

デシグアルは設立から数十年の間に急成長し、2014年の時点で年商約10億ドルに達しました。全世界で347店舗の路面店と、さらに1万1000店舗の小売店を展開しています。取り扱っている製品には、衣服、バッグ、アクセサリー、香水、ホームデコレーションなどが含まれており、その幅広いラインナップが消費者に支持されています。

特に、デシグアルのデザインは、鮮やかな色使いや幾何学模様、パッチワークなどが特徴で、個性的なスタイルを求める人々に強くアピールしています。これらのデザインは、アウトドアやカジュアルなシーンにぴったりな製品として、多くのファンを魅了しています。

コンセプトとデザイン

デザインチームは約50人で構成され、シーズンごとに約1000点もの新作アイテムを制作しています。そのうちの30％から40％は本国スペインおよび他の欧州諸国で生産され、品質の高い製品が提供されています。

ブランドは特に印象的な多彩なデザインと、その遊び心あるスタイルで世界中の若者やファッション愛好者たちに支持されてきました。また、2014年にはモデルのアドリアナ・リマをブランド初のイメージキャラクターに起用し、さらなる注目を集めました。

日本市場への進出

デシグアルは2010年に日本へ進出した際、現地法人「It's not the same Japan」を設立しました。最初に開店した店舗は福岡にあり、その後大阪や鳥栖にアウトレット店をオープンしました。2012年には、東京・原宿にアジアの旗艦店「Desigual Store Tokyo」がオープンし、日本各地での展開を本格化させました。

その後も神戸、姫路、大阪、横浜、酒々井などに店舗を増やしていき、2015年には沖縄の「イオンモール沖縄ライカム」にも出店しました。デシグアルの広がりは、日本でのファッションの多様性にも貢献しています。

イベントとキャンペーン

デシグアルは様々な特別イベントも開催しており、「セミネイキッド パーティー」はその一つです。これは世界中の直営店で行われるセール初日の催しで、日本の原宿でも実施され、多くの注目を集めました。ここでしか体験できないユニークなイベントは、ブランドの存在感をさらに高める要素となっています。

まとめ

デシグアルは、独自のスタイルとデザインを持ったファッションブランドとして、世界中で愛され続けています。特に、カジュアルでありながらアーティスティックな要素を取り入れた製品展開は、他のブランドとは一線を画しており、多様な顧客のニーズに応えています。今後も、デシグアルの新たな展開に注目が集まることでしょう。

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