デスティニー・ウドギー
デスティニー・ウドギー(Destiny Udogie,
2002年11月28日 - )は、
イタリア・
ヴェローナ出身のサッカー選手。プレミアリーグの
トッテナム・ホットスパーFCに所属し、ディフェンダーとして活躍しています。両親は
ナイジェリア人ですが、ウドギー自身は
イタリア代表を選択しています。
経歴
クラブ
ウドギーは、
ヴェローナの下部組織で才能を磨き、2020年11月8日、セリエA第8節の
ACミラン戦でトップチームデビューを果たしました。17歳という若さで強豪相手に臆することなくプレーし、将来への期待を抱かせました。
2021年7月15日には、ウディネーゼへ買取義務付きのレンタル移籍。加入後すぐにチームにフィットし、コッパ・
イタリア、セリエA開幕戦と続けて先発出場を果たしました。2022年2月25日のミラン戦では、プロ初となるゴールを記録。
ロベルト・ペレイラのオーバーヘッドキックを押し込む形で同点弾を挙げました。このゴールは相手チームからハンドではないかと議論を呼びましたが、続くサンプドリア戦でも得点を挙げるなど、左ウィングバックのレギュラーとして、リーグ戦35試合に出場し5得点を記録しました。
2022年8月16日、ウドギーは
トッテナム・ホットスパーFCと2027年6月30日までの5年契約を締結しました。しかし、2022-23シーズンはウディネーゼへのレンタルという形で残留。着実に経験を積みました。
2023年7月18日、プレシーズンマッチの
ウェストハム・ユナイテッドFC戦でトッテナムでのデビューを飾ると、その試合で初ゴールを記録。同年8月13日の
ブレントフォードFC戦でプレミアリーグデビューを果たしました。同年12月10日には、
ニューカッスル・ユナイテッドFC戦でプレミアリーグ初得点を記録し、4-1での勝利に貢献。その2日後には、2030年までの契約延長が発表されました。
代表
ウドギーは、U-17
イタリア代表として
UEFA U-17欧州選手権2019に参加。準決勝のフランス代表戦で決勝点を挙げるなど、準優勝に大きく貢献しました。また、U-19
イタリア代表としてもUEFA U-19欧州選手権2019に出場しています。
2019 FIFA U-17ワールドカップにも参加し、メキシコ代表戦で決勝点を挙げるなど、チームのベスト8進出に貢献しました。
2021年8月27日、U-21
イタリア代表に初選出され、同年9月3日のルクセンブルク代表戦でデビュー。2022年5月には、
イタリア代表の若手選手トレーニングキャンプにも参加しています。今後のフル代表入りも期待されています。
プレースタイル
左サイドを主戦場とするディフェンダーで、積極的な攻撃参加が持ち味。精度の高いクロスやドリブルでチャンスを演出するだけでなく、守備においても対人の強さや的確なポジショニングで貢献します。まだ若く、成長の余地も大きいことから、今後の活躍が非常に楽しみな選手です。