デス・キャブ・フォー・キューティー

デス・キャブ・フォー・キューティー（Death Cab for Cutie）は、1997年にアメリカ合衆国ワシントン州ベリングハムで結成されたロックバンドです。このバンドは、ベン・ギバード（ボーカル、ギター）、ニック・ハーマー（ベース）、クリス・ウォラ（ギター）を中心にスタートしました。

1998年にデビューアルバム『サムシング・アバウト・エアプレインズ』をリリースし、その後の2000年には『ウィー・ハヴ・ザ・ファクツ・アンド・ウィーア・ヴォーティング・イエス』、2001年には『ザ・フォト・アルバム』と、立て続けにアルバムを発表し、音楽的な評価とセールスの両面で成功を収めました。

2014年には、長年バンドを支えてきたギタリストのクリス・ウォラが脱退し、バンドは一時3人体制となります。しかし、2015年にはアルバム『金継ぎ』を発表し、その高い音楽性が評価され、グラミー賞のベスト・ロック・アルバムにノミネートされるという快挙を成し遂げました。このアルバム制作と並行して、サポートメンバーとしてデイヴ・デッパーとザック・レイがツアーに参加し、翌年には正式メンバーとして迎えられ、バンドは5人体制へと移行しました。2018年には、前作同様にリッチ・コスティをプロデューサーに迎えたアルバム『サンキュー・フォー・トゥデイ』をリリースしています。

バンド名の「デス・キャブ・フォー・キューティー」は、ビートルズの映画『マジカル・ミステリー・ツアー』に登場するボンゾ・ドッグ・ドゥー・ダー・バンドの楽曲名に由来しています。日本語では「かわいい子には死の車を」と訳されます。

現在のメンバーは、ベン・ギバード（ボーカル、ギター）、ニック・ハーマー（ベース、バックボーカル）、ジェイソン・マックガー（ドラム、パーカッション）、デイヴ・デッパー（ギター、キーボード、バックボーカル）、ザック・レイ（キーボード、ギター）の5人です。過去には、クリス・ウォラ（ギター、ピアノ、キーボード、バックボーカル）、ネイザン・グッド（ドラム、パーカッション）、マイケル・ショア（ドラム、パーカッション）がメンバーとして在籍していました。



これまでに多数のスタジオアルバムをリリースしており、その音楽性はインディーロックを基盤にしながらも、エモーショナルで繊細なメロディーと、ベン・ギバードの独特な歌声が特徴です。

日本での公演も複数回行っており、2003年から2019年まで、単独公演やサマーソニック、フジロックフェスティバルなどのイベントに出演しています。彼らのライブパフォーマンスは、アルバム音源とはまた違った魅力があり、多くのファンを魅了しています。

デス・キャブ・フォー・キューティーは、長年にわたり、その音楽性と活動を通じて、多くのリスナーに感動を与え続けているバンドです。


来日公演履歴

2003年
9月24日 東京 原宿アストロホール
9月25日 東京 InterFM897
2004年
3月15日 東京 Shibuya Club Quattro
3月17日 大阪 Shinsaibashi Club Quattro
2005年
8月13日 大阪 インテックス大阪 - SUMMER SONIC|SUMMER_SONIC OSAKA
8月14日 千葉 幕張メッセ - SUMMER SONIC|SUMMER_SONIC TOKYO
2008年
8月9日 千葉 幕張メッセ - SUMMER SONIC|SUMMER_SONIC TOKYO
8月10日 大阪 舞洲スポーツアイランド - SUMMER SONIC|SUMMER_SONIC OSAKA
2009年
2月12日 名古屋 CLUB QUATTRO
2月14日 東京 新木場STUDIO COAST
2月16日 大阪 BIGCAT
2012年
8月16日 名古屋 CLUB QUATTRO
8月18日 千葉 幕張メッセ - SUMMER SONIC|SUMMER_SONIC TOKYO
8月19日 大阪 舞洲スポーツアイランド - SUMMER SONIC|SUMMER_SONIC OSAKA
2019年
7月27日 新潟 苗場スキー場 - Fuji Rock Festival

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