デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2

『デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2』（原題: The Devil's Rejects）は、2005年に公開されたアメリカ映画であり、ロブ・ゾンビが監督を務めたバイオレンス・ホラー作品です。この作品は、2003年の映画『マーダー・ライド・ショー』の続編にあたります。

ストーリー

物語は、殺人一家として知られるファイアフライ家が、ワイデル保安官率いる警官隊による急襲を受け、壊滅の危機に瀕するところから始まります。しかし、兄のオーティスと妹のベイビーは辛くも脱出に成功し、その後、叔父であるキャプテン・スポールディングと合流し、再び殺人を繰り返しながら逃避行を続けることになります。

一方、ファイアフライ家によって家族を惨殺されたワイデル保安官は、復讐の鬼と化し、常軌を逸した執念で彼らを追跡します。彼は、法を無視した残酷な手段を用いて、ファイアフライ一家を追い詰めていきます。

キャスト

キャプテン・スポールディング - シド・ヘイグ（岩崎ひろし）
オーティス・ドリフトウッド - ビル・モーズリイ（山野井仁）
ベイビー・ファイアフライ - シェリ・ムーン・ゾンビ（雨蘭咲木子）
ジョン・クインシー・ワイデル保安官 - ウィリアム・フォーサイス
チャーリー・アルタモント - ケン・フォリー
タイニー - マシュー・マッグローリー
マザー・ファイアフライ - レスリー・イースターブルック
ロイ・サリヴァン - ジェフリー・ルイス

その他、多数の個性的なキャストが脇を固めています。

スタッフ

監督・製作・脚本・音楽：ロブ・ゾンビ
プロダクションデザイン：アンソニー・トレンブレイ
衣装デザイン：ヤスミン・エイブラハム

ロブ・ゾンビは、監督だけでなく、製作、脚本、音楽も手掛けており、彼の独特な世界観が作品全体に色濃く反映されています。

受賞歴

スクリーム賞
受賞：最優秀ホラー映画賞、最優秀悪役賞
ノミネート：最優秀作品賞

スクリーム賞では、ホラー映画としての質の高さと、悪役の魅力が評価され、複数の賞を受賞しています。

日本での評価

映画評論家の宇多丸や高橋ヨシキが、本作を年間ベスト作品の一つとして挙げています。彼らの評価からも、本作が単なるバイオレンス映画ではなく、芸術性の高い作品として認められていることがわかります。

『デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2』は、その過激な描写と、ロブ・ゾンビ独特の映像美、そして強烈なキャラクターたちが織りなす物語で、観る者を深く引き込む作品です。ホラー映画ファンはもちろん、映画好きなら一度は触れておきたい作品と言えるでしょう。

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