デビルメイクライ3

デビルメイクライ3 (Devil May Cry 3)

『デビルメイクライ3』（Devil May Cry 3）は、カプコンが2005年にPlayStation 2向けに発売したアクションゲームです。後に多数の追加要素を加えた『Devil May Cry 3 Special Edition』も発売されました。

概要

シリーズ3作目となる本作は、前作『2』の反省点を踏まえ、初代『デビルメイクライ』の評価を再び得るべく開発されました。田中剛がプロデューサー、伊津野英昭がディレクター、柴田徹也が音楽を担当しています。

全世界での累計販売本数は、『3』が130万本、『3SE』が100万本を記録。HDリマスター版もPlayStation 3とXbox 360で発売されています。

ゲームシステム

3Dアクションゲームとして、ダンテを操作し、剣や銃などの武器を駆使してミッションをクリアしていきます。

クレイジーコンボ

特定の技使用中に攻撃ボタンを連打することで、強力な技に派生します。隙が大きいという欠点もあります。

フリーライド

ダウンした敵に乗り、スケートボードのように滑走できます。

ポールダンス

棒を使ってポールダンスのように敵を蹴り飛ばします。

スタイリッシュランク

敵を「スタイリッシュ」に倒すことが重要です。ランクはDからSSSまでの7段階あり、高いランクほど多くのレッドオーブを獲得できます。レッドオーブは武器の強化や技の習得に使用します。

ランクごとのダンテの挑発台詞も変化します。

デビルトリガー (DT)

魔具に込められた魔力で悪魔の力を引き出す能力です。魔人化すると能力が向上し、体力も回復します。デザインは『女神転生』シリーズの金子一馬が担当。

トリガーバースト

DTゲージを消費して、魔人化時に周囲に大ダメージを与えます。

フィアー値

敵に設定された内部パラメータです。ダンテが敵を倒すごとに上昇し、敵の行動に影響を与えます。最高難易度では敵がDTを発動するようになります。

難易度

『3』には5種類、『3SE』には6種類の難易度が存在します。

EASY: 初心者向け。自動攻撃機能も搭載。クリアで特殊コスチュームがアンロック。
NORMAL: 通常難易度。クリアで『1』のダンテコスチュームがアンロック。
HARD: NORMALクリアで出現。クリアでコートなしの『1』ダンテと魔剣士スパーダがアンロック。
VERY HARD: 『3SE』で追加。敵がDTを使用しない。
Dante Must Die: 最高難易度。敵が非常に強力。
Heaven or Hell: DMDクリアで出現。敵もプレイヤーも一撃死。

スタイル

本作の特徴的なシステムで、ダンテの戦闘スタイルを変化させます。

成長型スタイル

トリックスター: 回避に特化。
ソードマスター: 近接攻撃に特化。
ガンスリンガー: 遠距離攻撃に特化。
ロイヤルガード: 防御とカウンターに特化。

バージル

ダークスレイヤー：敵との間合いを詰めることに特化

消費型スタイル

クイックシルバー: 時の流れを遅くする。
ドッペルゲンガー: 分身を作り出す。

ストーリー

ダンテの事務所にアーカムが現れ、兄バージルからの招待状を届けます。街には巨大な塔テメンニグルが出現。ダンテはバージルの居城であるテメンニグルへ向かいます。

登場キャラクター

ダンテ: 主人公。悪魔と人間のハーフ。
バージル: ダンテの双子の兄。悪魔の力を求める。
レディ: デビルハンターの女性。アーカムの娘。
アーカム: バージルに協力する謎の男。
ジェスター: ピエロのような男。その正体はアーカム。

武器

リベリオン: ダンテの剣。
エボニー＆アイボリー: ダンテの二丁拳[[銃]]。
閻魔刀: バージルの剣。

悪魔

ケルベロス、アグニ＆ルドラ、リバイアサンなど、様々な悪魔が登場します。

Special Edition

『3』に様々な要素を追加したバージョンです。

バージルモードの追加
ブラッディパレスモードの追加
新ボスの追加
難易度VERY HARDの追加
ターボモードの追加

用語

* テメンニグル: 本作の舞台となる巨大な塔。

コミカライズ

茶屋町勝呂による漫画版も存在します。

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