デュアン・ウォード

ロイ・デュアン・ウォード

ロイ・デュアン・ウォード（Roy Duane Ward、1964年5月28日 - ）は、アメリカ合衆国ニューメキシコ州出身の元プロ野球選手。右投右打の投手として、主に1980年代後半から1990年代前半にかけて活躍しました。

現役時代

1982年のMLBドラフトでアトランタ・ブレーブスから1巡目（全体9位）という高評価で指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。1986年4月にはメジャーデビューを果たし、その才能の片鱗を見せ始めます。

その後、トロント・ブルージェイズへ移籍した1988年以降にメジャーに定着。速球とスライダーを武器に、リリーフ投手としてチームに大きく貢献しました。特に1991年には、アメリカンリーグ最多となる81試合に登板し、23セーブを記録。107.1回を投げて132三振を奪うなど、圧倒的なパフォーマンスを披露しました。

1993年には、45セーブを挙げて見事セーブ王に輝き、その実力を証明しました。さらに、ワールドシリーズでは1勝2セーブを挙げる活躍で、チームのシリーズ連覇に大きく貢献しました。ブルージェイズのファンにとって、ウォードは忘れられないヒーローの一人です。

しかし、肩の故障に悩まされ、1994年は全休。復帰を目指した1995年もわずか4試合の登板にとどまり、残念ながら同年限りで現役を引退しました。

引退後

引退後は、野球界から離れていましたが、2014年からはラジオの司会者として、再びブルージェイズに関わることになりました。ラジオを通じて、長年の野球経験を生かした解説や、チームへの愛情を語り、ファンを楽しませています。

詳細情報

タイトル

最多セーブ投手：1回（1993年）

記録

MLBオールスターゲーム選出：1回（1993年）

背番号

48（1986年 - 同年途中）
31（1986年途中 - 1993年、1995年）

ロイ・ウォードは、その短い現役生活の中で、強烈な印象を残したリリーフ投手でした。彼の活躍は、多くの野球ファンにとって、記憶に残るものとなっています。

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