デレク・ディートリック

デレク・リチャード・ディートリック（Derek Richard Dietrich, 1989年7月18日 - ）は、アメリカ合衆国オハイオ州クリーブランド出身のプロ野球選手です。ポジションはユーティリティープレーヤーで、右投左打。現在はフリーエージェント（FA）となっています。愛称は「ディーツ」として親しまれています。

人物
姓の「Dietrich」は、日本では「ディートリッチ」と表記されることが多いですが、英語での発音は「ディートリック」がより正確です。また、祖父はデトロイト・タイガースやクリーブランド・インディアンスでプレーしたスティーブ・デミッターです。

経歴

プロ入り前
2007年のMLBドラフトでヒューストン・アストロズから3巡目指名を受けましたが、入団せずジョージア工科大学へ進学しました。
プロ入りとレイズ傘下時代
2010年のMLBドラフトでタンパベイ・レイズから2巡目指名を受け、遊撃手としてプロ入り。A-級ハドソンバレー・レネゲーズでプロデビュー後、A級ボーリンググリーン・ホットロッズではチーム記録となる22本塁打を記録しました。
マーリンズ時代
2012年12月、ユネル・エスコバーとのトレードでマイアミ・マーリンズへ移籍。2013年にメジャーデビューを果たし、ユーティリティープレーヤーとして活躍しました。2016年にはキャリアハイとなる128試合に出場し、打率.279を記録しました。
レッズ時代
2019年、シンシナティ・レッズとマイナー契約を結び、メジャー契約も勝ち取りましたが、打率は伸び悩みました。
レンジャーズ時代
2020年、テキサス・レンジャーズとマイナー契約を結び、短期間メジャーでプレーしました。
ヤンキース傘下時代
2021年はニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約。AAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースでプレーしましたが、7月にFAとなりました。
ナショナルズ傘下時代
2021年7月、ワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結びましたが、AAA級ロチェスター・レッドウイングスで打率が低迷し、9月に自由契約となりました。
ヤンキース傘下時代
2022年、再びニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結びましたが、薬物検査で陽性反応を示し、50試合の出場停止処分を受けました。
* メキシカンリーグ時代
2023年、メキシカンリーグのモンクローバ・スティーラーズと契約しましたが、短期間で自由契約となりました。

プレースタイル

積極的な打撃が持ち味で、2011年以降は毎年二桁死球を記録しています。守備面では強肩ですが、二塁手としての敏捷性や外野守備には課題があります。

デレク・ディートリックは、そのユーティリティー性と個性的なキャラクターで、多くのファンに愛された選手です。今後の活躍にも注目が集まります。

もう一度検索