トイデジカメ

トイデジカメとは

トイデジカメとは、トイカメラの持つ独特な表現とデジタルカメラの手軽さを兼ね備えたカメラの総称です。明確な定義は存在しませんが、一般的には、低価格でありながら独特な写りをするデジタルカメラを指すことが多いです。トイデジ、と呼ばれることもあります。

歴史

1999年、トミー（現タカラトミー）の「Mexia」や高木産業（現パーパス）の「PDC-35」が発売されたのを皮切りに、2000年から2001年頃にかけてトイデジカメはブームとなりました。当時の製品は、有効画素数30万画素程度、実売価格1万円前後というスペックで、主に玩具メーカーから販売されました。その後、カメラ付き携帯電話の普及によりブームは沈静化しましたが、デザイン性の高いものが多く、ジャンルとして定着しました。

特徴

トイデジカメの共通する特徴としては、ピントが甘く、接写に弱い、独特の色調で写る、シャッターを押してから実際に撮影されるまでにタイムラグが生じる、などが挙げられます。これらの特徴は、機種によって程度は異なります。中には、液晶画面がなかったり、フラッシュ機能がなかったりする機種もあります。また、高画素（500万画素程度）であっても、写りが曖昧なものも存在します。

近年の状況

近年(2016年現在)では、携帯電話に搭載されたカメラの性能が向上したため、トイデジカメというジャンル自体が衰退傾向にあります。しかし、その独特の写りやデザイン性が一部の愛好家から支持されており、中古市場などで取引されることもあります。

主な機種

Vista Quest
VQ500
VQ1005 (2006年製造版と2008年製造版が存在)
VQ1015
VQ2000
VQ3007
VQ5010
VQ5090
VQ7024
VQ7220
VQ8950
Kenko
DSC mini
Polaroid
a520
a530
a550
Vivitar
ViviCam 5050
ViviCam 5399
ViviCam 8027
トミー
Xiaostyle
タカラトミー
Xiao
ローライ
Rolleiflex MiniDigi
Rolleiflex MiniDigi AF5.0
AGFA
SENSOR 505-D
SENSOR 505-X
SENSOR 830s
DC-630i
DC-1033s
SuperHeadz
DIGITAL HARINEZUMI
DIGITAL HARINEZUMI CHINONバージョン
DIGITAL HARINEZUMI 2
DIGITAL HARINEZUMI 2++
DIGITAL HARINEZUMI 2 CHINONバージョン
DIGITAL HARINEZUMI 2+++
DIGITAL HARINEZUMI guru - Final 2011 Special Edition -
DIGITAL HARINEZUMI 3.0
DIGITAL HARINEZUMI 1st Reborn
DIGITAL HARINEZUMI 4.0
GIZMON
GIZMONレインボーフィッシュ
GIZMON HALF D
エグゼモード
POCKET DIGITAL CAMERA SQ28m
POCKET DIGITAL CAMERA SQ30m
NeinGrenze
NeinGrenze 5000T
FUUVI
ビスケットカメラ
チョコレートカメラ
Loveトイカメラ Vol.2 "バニラ" ビスケット付
bean
PICK
Bee
トイデジタル8mmムービー
メガネカメラ
クロスワン
USBトイカメラ（32GB）
PetEye（愛犬用）
キッズカメラDC300T
キッズカメラX3000
キッズカメラRYO
レットスパイス
LT-DCBP102 トイデジカメ
LT-DCBP103 トイデジカメ ラウンド
LT-DCBP105 コンパクトデジタルカメラ
グリーンハウス
GH-TCAM30シリーズ (2010年4月発売 - 2011年9月販売終了)
GH-TCAM30Pシリーズ (2011年8月発売)
GH-TCAM30Cシリーズ (2010年12月発売)

これらの機種は、トイデジカメの代表的なものです。各機種により、写りの特性やデザインが異なり、その個性が魅力となっています。

もう一度検索