トゥヴェーデ・ディヴィジ

トゥヴェーデ・ディヴィジ：オランダサッカーの3部リーグ

トゥヴェーデ・ディヴィジ（Tweede Divisie）は、オランダにおけるサッカーリーグの1つで、国内リーグの3部に相当します。上位リーグにはエールディヴィジ、エールステ・ディヴィジが存在します。1956年に創設されましたが、1971年に一度廃止。その後、2016年に再開され、現在に至ります。

歴史

1956年、オランダサッカーリーグの再編に伴い、エールディヴィジ（1部）、エールステ・ディヴィジ（2部）と共にトゥヴェーデ・ディヴィジが創設されました。創設から1960年、そして1962年から1966年の間は、トゥヴェーデ・ディヴィジAとトゥヴェーデ・ディヴィジBという2つのグループに分かれてリーグ戦が行われていました。

1971年、リーグは一旦廃止されることになります。当時トゥヴェーデ・ディヴィジに所属していたクラブのうち、デ・フォレヴェイケルス、FCアイントホーフェン、FC VVV、フォルトゥナ・フラールディンゲン、PECズヴォレ、ローダJCの6クラブがエールステ・ディヴィジに昇格。残りの10クラブはアマチュアクラブへと移行しました。

その後、2009-10シーズンまでは、エールステ・ディヴィジまでのプロリーグと、それ以外のアマチュアクラブとの間で直接的なチームの入れ替えは行われず、プロとアマチュアのヒエラルキーが明確に分かれていました。しかし、2010-2011シーズンにオランダサッカー協会がプロリーグへの参加を目指すクラブへの門戸を開放する政策を打ち出します。その一環として、アマチュアの1部リーグであるフーフト・クラッセを発展的に解消し、トップクラッセが創設されました。これにより、エールステ・ディヴィジの下位クラブとトップクラッセの上位クラブ間で入れ替えが行われるようになりました（ただし、トップクラッセ側は希望クラブのみ）。

2016-17シーズンからは、新たなプロ・アマ一体型の「フットボールピラミッド」と呼ばれるヒエラルキーがスタート。これにより、プロによる3部リーグとしてトゥヴェーデ・ディヴィジが復活しました。トップクラッセはアマチュアの1部リーグという位置づけは変わらないものの、リーグ全体のヒエラルキーとしてはエールディヴィジから見て4部の組織へと格下げとなりました。トゥヴェーデ・ディヴィジとエールステ・ディヴィジ、そしてトップクラッセ間では、チームの入れ替え制度が導入されています。

近年の優勝クラブ

2016-17: ヨングAZ
2017-18: VVカトヴァイク
2018-19: アムステルダムスヘFC
2019-20: (新型コロナウイルス感染拡大の影響により大会中止、優勝チームなし)

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