トナリの悩みの解決人

『トナリの悩みの解決人』は、2003年10月16日から2004年3月4日まで、日本テレビ系列で毎週木曜19:00～19:54に放送されたバラエティ番組です。福井放送を含むクロスネット局でも放送されました。

この番組は、視聴者から寄せられた様々な悩みを、有名人が解決に導くという内容でした。その形式は、以前日曜10時55分枠で放送されていた『どろぬま仲裁人』を踏襲しており、スタッフにも『どろぬま仲裁人』から参加したメンバーが複数いました。

番組の進行は、スタジオ出演者と解決人によって行われました。スタジオ出演者には、徳光和夫、柴田理恵、氷川きよし、雨上がり決死隊、小倉優子といった人気タレントが名を連ね、視聴者の悩みに耳を傾け、解決策を模索する様子が放送されました。一方、解決人として、赤井英和、泉ピン子、武田鉄矢、小林幸子、テリー伊藤といったベテラン芸能人が、それぞれの経験や視点から、視聴者の悩みに対する具体的なアドバイスや解決策を提示しました。

番組後半は日本郵政公社（現・日本郵政グループ）の一社提供となっていました。このため、フジテレビ系列局であるテレビ大分、テレビ宮崎、沖縄テレビでも放送されましたが、放送日時については、日本テレビ系列とは異なる時間帯に放送されていました。これは、日本テレビとクロスネットの関係にあるテレビ大分とテレビ宮崎においても同様です。なお、番組内ではサントリーのCMが流されることもありましたが、スポンサークレジットの表示はありませんでした。

番組制作には、多くのスタッフが関わっていました。ナレーションは窪田等氏と伊倉一恵氏が担当。構成作家には桜井慎一氏、堀江利幸氏、カニリカ氏、鈴木工務店氏、近藤祐次氏らが参加し、番組全体の構成や流れを構築しました。他にも、TM、SW、CAM、MIXER、VE、AUD、VTR、LD、TKといった技術スタッフ、美術スタッフ、衣装スタッフ、メイクスタッフなど、多数の専門家が番組制作に貢献しました。

番組の制作には、日本テレビをはじめ、ヌーベルバーグ、八峯テレビ、コスモスペースといった技術協力会社や、日本テレビアートといった美術協力会社、そしてCall、スーパープロデュース、創輝、日企といった制作協力会社が参加。リサーチにはタイムテーブル、フォーミュレーション、フリードといったリサーチ会社が携わり、番組内容の充実を支えました。

演出面では、岩佐直樹氏、渡辺卓郎氏、深谷幸弘氏といったディレクター陣が毎週交代で番組の演出を担当。その他、前田直彦氏、加藤孝司氏、長野友弘氏、柳川剛氏、鴨井義明氏、丹羽秀樹氏といったベテラン演出家が番組全体の演出を監督しました。企画・総合演出は中村博行氏が担当し、番組全体のコンセプトや方向性を決定しました。プロデューサーには面高直子氏、岡崎成美氏、宇佐見友教氏、小島俊一氏、石和富志男氏らが名を連ね、チーフプロデューサーには桜田和之氏が就任しました。

『トナリの悩みの解決人』は、視聴者の悩みに寄り添い、解決策を示すという温かい番組として、多くの視聴者から支持を得ました。有名人の個性と視聴者の生の声が織りなす、バラエティ豊かな番組内容が、その人気を支えたと言えるでしょう。

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