トミカヒーローズ ジョブレイバー 特装合体ロボ

トミカヒーローズ ジョブレイバー 特装合体ロボ

2022年からタカラトミーが展開する「トミカヒーローズ」の一環として登場した「ジョブレイバー」は、実際の働く車をテーマにしたロボットのシリーズです。具体的には、消防車やパトカー、救急車などの実在する車両がロボットに変形し、街を守るストーリーが展開されます。

「ジョブレイバー」という名称は、仕事を意味する「JOB」と勇者を意味する「BRAVER」を組み合わせた造語で、応援するヒーローたちを象徴しています。この作品は、特に3歳半から6歳の子供たちを対象にしており、親しみやすく、親が子供に見せやすい内容となっているのが特徴です。

シリーズの背景

「トミカ」には、ヒーローの要素が盛り込まれたシリーズがいくつか存在します。2006年にスタートした「トミカハイパーシリーズ」や2020年からの「トミカ絆合体 アースグランナー」に引き続く新たな企画として、「ジョブレイバー」は位置付けられています。これまでは架空の車両がロボットに変形する商品が主流でしたが、「ジョブレイバー」では、実際に街で見かける救急車やパトカーなどがデザインのベースとなっています。

シリーズの中では、アーマートミカと呼ばれる実車両と、お仕事ロボットであるジョブロイドが合体し、人型ロボットの「ジョブレイバー」へと変身します。例えば、ヤマト運輸の集配トラックがモデルとなっているロボットは、輸送の後方支援を行う役割を果たします。アニメでは、リアルな車両モデルに基づくため、車両の過度なデフォルメがされておらず、事故を想起させる描写も控えられています。

WEBアニメーションの展開

「トミカヒーローズ ジョブレイバー」の商品展開は2022年7月から始まりましたが、公式のアニメーションシリーズはそれより先に、2022年4月22日からタカラトミーチャンネルで配信が開始されました。物語の舞台は「フィーチャーシティ 技術実証特区」で、ここでは管理システム「SOFIA」に接続されたアンドロイド、通称「ジョブロイド」が日々の仕事をこなしています。

物語はある日、「SOFIAシステム」の不具合によりジョブロイドが暴走する事件が起き、消防や警察、救急を担うジョブレイバーたちが、こうしたトラブルを解決するというストーリー展開となります。

主なキャラクター

作品には多様なキャラクターが登場します。

• - 司令 (声: 小林沙苗): 各ジョブレイバーの指揮を執る上司。
• - 工場長 (声: 金光宣明): ゴミ処理場の責任者。
• - AI音声 (声: 小若和郁那): ヤマト運輸のAIオペレーター。
• - レイノルド・ホーキング博士 (声: 立木文彦): ジョブロイドの開発者。
• - ロイ・ハウアー (声: 水島裕): 危険な事件の黒幕。

また、各ジョブロイドは特有の職業を持ち、それぞれ個別にロボットに変形します。

商品の特徴

玩具版のアーマートミカは、実際の車両の製造メーカーや運用企業が監修しており、リアリティの高い造形が特徴です。商品はジョブロイドとアーマートミカのセットで販売され、アニメと同様の変形が可能です。アニメにおける変形方法は、実際の玩具での実現可能な方法から導き出されています。

「ジョブレイバー」は、実在する企業とのコラボレーションも行っており、様々なイベントや試験運用が実施されています。これにより、作品はより身近に、かつ多様な現実世界の体験を提供することができています。街を守るヒーローたちが、どのようにトラブルを解決していくのか、子供たちが学び楽しむ姿勢を育む作品として、今後の展開にも注目です。

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