トーマス・ダーウィン・エシェルマン:球歴と現在
トーマス・ダーウィン・エシェルマン(Thomas Darwin Eshelman、
1994年6月20日 - )は、
アメリカ合衆国カリフォルニア州カールスバッド出身の元
プロ野球選手であり、現在は指導者として活躍しています。
プロ入り前
高校時代は
投手と
捕手を兼任し、才能を発揮していました。
2012年のMLBドラフトでは指名がなかったものの、
カリフォルニア州立大学フラトン校に進学。大学では
投手に専念し、その才能を開花させました。
プロ入り後
2015年のMLBドラフト2巡目(全体46位)で
ヒューストン・アストロズから指名を受け、プロの道へ進みます。ルーキー級からA級へと順調にステップアップしましたが、2015年12月には
トレードで
フィラデルフィア・フィリーズへ移籍しました。
フィリーズ傘下では、A+級、AA級と着実に昇格。2017年にはAA級とAAA級で好成績を収め、将来を嘱望されました。しかし、2018年にはAAA級で苦戦を強いられます。
2019年6月、
ボルチモア・オリオールズへ移籍。同年7月にはメジャーデビューを果たし、念願の舞台に立ちました。しかし、安定した成績を残すことはできず、マイナー契約を経てFAとなります。その後、2021年にオリオールズと再契約し、再びメジャーの舞台に立ちましたが、同年オフにFAとなりました。
2022年には
サンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結びましたが、メジャー昇格は叶わず、オフに自由契約となりました。
引退後
2023年からは、パドレス傘下A級レイクエルシノア・ストームの
投手コーチに就任し、指導者としてのキャリアをスタートさせました。2024年からは傘下A+級フォートウェイン・ティンキャップスの
投手コーチに昇格し、若手育成に力を注いでいます。
プレースタイル
エシェルマンは、制球力と緩急をつけた投球が持ち味の
投手でした。速球の球速はそれほど速くありませんが、
打者のタイミングを外す投球術で、多くの
打者を打ち取ってきました。
指導者として
現役時代に培った経験と知識を活かし、若手
投手の育成に情熱を注いでいます。選手一人ひとりの個性や能力を見抜き、最適な指導を行うことで、チームの勝利に貢献しています。
年度別投手成績
年度 | 球団 | 登板 | 勝利 | 敗北 | セーブ | 防御率 | 奪三振 |
---|
- | - | - | - | - | - | - | - |
2019 | BAL | 10 | 1 | 2 | 6.50 | 22 |
2020 | BAL | 12 | 3 | 1 | 3.89 | 16 |
2021 | BAL | 9 | 3 | 7.16 | 11 |
- | - | - | - | - | - | - | - |
通算 | --- | 31 | 4 | 6 | 5.63 | 49 |
※2021年度シーズン終了時
まとめ
トーマス・ダーウィン・エシェルマンは、
プロ野球選手としてのキャリアを終えた後、指導者として新たな道を歩み始めました。彼のこれまでの経験と知識は、若手選手の育成に大いに役立つことでしょう。今後の活躍に期待が高まります。