トヨタ紡織九州レッド・トルネード

トヨタ紡織九州ハンドボール部

トヨタ紡織九州ハンドボール部（愛称: レッド・トルネード）は、佐賀県神埼市を拠点とした社会人ハンドボールチームで、日本ハンドボールリーグに所属しています。母体企業がトヨタ紡織九州であることから、地元の技術者や従業員が中心となって活動し、地域に密着したチームづくりを志向しています。

チームの歴史

このチームの歴史は1992年に始まり、アラコのハンドボール部として設立されました。創立当初から国内リーグでの活躍を目指しており、設立から数年後の1994-95年シーズン終了後には日本ハンドボールリーグのチャレンジマッチに出場しましたが、豊田自動織機との対戦に敗れてしまいました。しかし、1995-96年シーズン終了時に、豊田自動織機がチーム事情によりリーグを離脱したため、トヨタ紡織九州は日本リーグ2部への加盟を果たしました。

1999-00年シーズンでは2部優勝を遂げ、入れ替え戦へ進出したものの、デンソーとの対決で2戦0勝と苦杯をなめました。翌2000-01年シーズンには2位となり、1部の三陽商会やデンソーのリーグ撤退の影響で自動昇格を果たしました。

1部初年度の2001-02年シーズンでは7位に終わりましたが、入れ替え戦でインテックス21を破り、1部残留を成し遂げました。2005-06年シーズンにはチーム名称がトヨタ紡織九州に変更され、1部4位で初のプレーオフ進出を果たしましたが、大同特殊鋼に敗退しています。さらに、2009-10年シーズンでは再度4位となり、プレーオフ進出を決めましたが、準決勝で再び大同特殊鋼に屈しました。2010-11年シーズンは順位こそ4位でしたが、東日本大震災の影響でプレーオフは中止となりました。

近年の動向

2018年には金明恵が監督に就任し、チームの改革と再建を進めています。また、2022年には2024年に発足予定のプロリーグへの参加が内定し、今後の活躍が期待されています。

選手・スタッフ

現役選手とスタッフについては、詳細な情報は公式サイトなどで確認できますが、過去には多くの名選手が在籍しており、植木宏和や村上秀行などがその代表です。持ち味を活かしたプレースタイルでファンの期待に応えています。

成績

日本ハンドボールリーグの大会成績も徐々に向上しており、チーム全体が進化を遂げつつあります。国内だけでなく、国際大会でも良い成績が収められるよう、日々努力を重ねています。

まとめ

トヨタ紡織九州ハンドボール部は、地域に根ざしたチームとして発展を続けています。長い歴史を持つこのチームは、今後のプロリーグ参入を契機にさらなる飛躍を目指しています。地元の応援を受けながら、より多くの人々にハンドボールの魅力を伝えていくことでしょう。

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