トラックステーション

トラックステーション（通称：トラステ、TS）は、主に営業用トラックドライバーを対象とした休憩施設と運行管理センターが一体となった道路施設です。

概要

モータリゼーションの進展に伴い長距離ドライブが増加し、安全運転のための休憩施設の需要が高まりました。また、トラックドライバーが業務上の連絡を取り合うためのサービスも求められるようになりました。このような背景から、運輸省の交付金によりトラックステーション制度が創設され、1976年に福島トラックステーションが第1号として開設されました。

施設

トラックステーションは、全国の主要国道沿いに以下の施設を備えています。

駐車スペース: 一定数のトラックを駐車できるスペース
休憩施設: トイレ、休憩所、仮眠室、入浴施設、食事施設
情報提供施設（運行管理センター）: 業務上の連絡を取り合い、周辺のトラックステーションとネットワークを結び、交通情報や気象情報を提供する施設

これらの施設を通じて、トラックドライバーへのサービス提供が行われています。

トラックステーションは、公益社団法人全日本トラック協会の計画に基づき、全日本トラック協会や各都道府県トラック協会が建設・管理・運営を行っています。

近年では、コンビニエンスストアの増加、携帯電話や電子メールの普及、ビジネスホテルの増加などにより、福利厚生施設（入浴、仮眠、宿泊、食事）の営業形態に変化が見られます。年中無休から休日の設定や営業時間の短縮を行う施設が増加しており、食事施設を廃止してコンビニエンスストアを誘致する施設も存在します。

日本のトラックステーションの数

トラックステーションの数は、社会情勢の変化とともに増減があります。

かつて東名高速道路には、公益財団法人貨物自動車運送事業振興センターが管理・運営する「運行管理センター」（夜間のみ営業のトラックドライバー用休養施設）が2箇所（牧之原サービスエリア上り線、上郷サービスエリア下り線）に設置されていましたが、2014年12月20日をもって廃止されました。

関連項目

トラックステーション一覧
道の駅
ハイウェイオアシス
サービスエリア・パーキングエリア
ドライブイン
トラックターミナル

外部リンク

公益社団法人全日本トラック協会
トラックステーション・保養施設
都道府県トラック協会一覧

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