トランザム7000VS激突パトカー軍団

『トランザム7000 VS 激突パトカー軍団』

『トランザム7000 VS 激突パトカー軍団』（原題：Smokey and the Bandit II）は、1980年に公開されたアメリカのアクション映画です。本作は、1977年に登場した『トランザム7000』の続編として制作され、多くのファンの心を掴む魅力があります。

あらすじ

物語は、テキサス州に住む大富豪のイーノス親子から、フロリダ州マイアミからテキサス州ダラスまで象を輸送するよう依頼されるところから始まります。主人公たちは前作に登場したジャスティス保安官の影響を受け、その保安官が親戚と共にパトカー軍団を編成して迫ってくる中、スリリングな逃走劇を繰り広げます。主人公は、ジャスティス保安官が築いた権力の前に立ち向かうことになります。

作品の特徴

本作の見どころは、アメリカ、カナダ、メキシコの警察パトカーが200台以上登場し、主人公のトランザムを追い回すスリリングなシーンです。特に、途中で繰り広げられるトレーラーの列とパトカー軍団との戦いは圧巻です。この演出は、1978年に公開された映画『コンボイ』からの影響が指摘される一方、前作にもトレーラーが主人公を守る場面や、トレーラーによるパトカーの破壊が描かれており、本作が前作のコンセプトを引き継いでいることが伺えます。

キャストとスタッフ

本作の監督はハル・ニーダムが務めており、製作にはモート・エンゲルバーグが参加しています。原案はニーダムとロバート・L・レヴィが共同で行い、脚本にはジェームズ・リー・バレットやチャールズ・シャイア、アラン・マンデルが名を連ねています。音楽はスナップ・ギャレットが担当しており、作品全体の雰囲気を盛り上げています。

登場人物には、主演のバート・レイノルズ演じる“バンディット”や、ジェリー・リード演じる“スノーマン”がいます。それに加え、ジャスティス親子のキャラクターたちが重要な役割を果たします。

登場車両

本作では、1980年型のポンティアック・ファイヤーバード・トランザムがバンディットの愛車として活躍します。また、スノーマンのトラックには1980年型GMC・ジェネラルが使用されています。さらに、ジャスティス親子のパトカーには1980年型ポンティアック・ボンネビルが登場し、ストーリーの中で徐々に破壊されていく様子が描かれています。

パッケージ版と関連作品

2005年には、ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパンからこの映画を含むシリーズ3作品セットのDVDが発売されました。また、2011年には本作と次回作『トランザム7000 PART3』を同時収録したDVD版がリリースされました。

さらに、シリーズ第1作『トランザム7000』の成功を受けて、続編やスピンオフ作品も制作され、いずれも満足度の高い仕上がりとなっています。

本作はストーリーに加え、アクションシーンや登場車両の魅力、キャストの演技など、多くの要素が絶妙に組み合わさっています。こうした魅力が、この映画をアクション映画の名作として際立たせています。ぜひ、一度ご覧になってその魅力を感じてみてください。

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