トランスフォーマー シャッタード・グラス

『トランスフォーマー シャッタード・グラス』について

『トランスフォーマー シャッタード・グラス』（Transformers Shattered Glass）は、アメリカのトランスフォーマーコミュニティにおいて展開される人気シリーズの一部です。この作品は、「鏡写しの世界」をテーマにしており、2008年に行われた第21回ボットコンでアメコミ『Transformers: Shattered Glass』が発表されました。以降、限定玩具として6体のトランスフォーマーがセットで販売され、シリーズは続々と新たな商品を展開しています。日本においても、2012年に「SGサウンドウェーブ vs SGブラスター」というG1版玩具のリカラーがe-hobby限定で登場しました。

鏡写しの世界設定

シャッタード・グラスのストーリーは、登場するトランスフォーマーたちの善悪の性格が全く逆の世界に設定されています。キャラクターの背景やストーリーは、従来のシリーズと似ている部分もありますが、完全な模倣ではなく新たな物語が展開されます。この世界はG1シリーズの初期の設定を踏襲しつつも、異なる次元での展開となっています。各キャラクターの性格や役割は、通常のトランスフォーマーシリーズとは真逆で、展開される物語も独自のアプローチで進行します。

主なキャラクターと設定

この作品のキャラクターは、G1以降の様々なデザインが用いられていますが、色合いや特徴は大きく異なることが多いです。例えば、オートボットのジャズは良い性的を持つ一方、サイバトロンの仲間では冷酷な扱いを受けており、唯一無二の存在とされています。

• - クリフジャンパー（Cliffjumper）: 本作での彼は、異世界への迷い込みで、ディセプティコンに救われることになります。その後は彼らと行動を共にします。
• - メガトロン（Megatron）: 今作のディセプティコンのリーダーとして登場しますが、他のトランスフォーマー達に対して慈悲深い心を持つ一方、反逆者との激しい戦闘を余儀なくされます。
• - オプティマスプライム（Optimus Prime）: 従来のオプティマスとは異なり、この世界では冷酷なテロリストのリーダーとして描かれています。

ストーリーの背景

物語は、サイバトロン星（セイバートロン星）の支配権を巡る争いから始まります。オートボットたちは侵略的なテロリスト集団として描かれ、一般市民によって形成された自警団、つまりディセプティコンに抗っていきます。この長期化した戦争を通じて、新たな資源を求めて地球に進攻を開始する展開が見受けられます。トランスフォーマーたちは、元の世界に帰れない運命を背負ったキャラクターたちによって織りなされる物語を通じて、様々な人間関係を築いていきます。

結び

『トランスフォーマー シャッタード・グラス』は、従来のトランスフォーマーシリーズとは異なる視点から物語を描き、新たなキャラクター像やストーリー展開を提供しています。この異なる次元での冒険は、多くのファンにとって新鮮で刺激的な体験となっており、トランスフォーマーの世界観に新たな光を当てています。

もう一度検索