トランスフォーマー スーパーリンク

トランスフォーマー スーパーリンク

『トランスフォーマー スーパーリンク』は、トランスフォーマーシリーズに含まれるアニメ作品であり、全52話（本編51話と特別編1話）から構成されています。この作品は、『超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説』の続編にあたります。

概要

本作は2004年1月9日から12月24日まで日本のテレビ東京系列で放送されました。また、アメリカでは同年1月31日から2005年1月31日まで『TRANSFORMERS ENERGON』というタイトルで放送されました。これはトランスフォーマーシリーズの20周年を記念する作品の一つであり、いわゆる『マイクロン三部作』の第2作と位置づけられています。

物語は『マイクロン伝説』から10年後を舞台にしていますが、目立った変更点として、登場キャラクターが手描きから3DCGIで描画されていること、キャラクターデザインの大幅な変更が挙げられます。プロデューサーの石川裕人は、この作品を新たなシリーズと見なしており、続編としての枠に縛られない新しいスタートを切ることを目指しました。作品のテーマは「リンク＝絆」で、登場するサイバトロンの多くは上下に合体しスーパーリンクすることでパワーアップする能力を持っています。

本作では、前作から登場したキャラクターもいますが、多くは姿が変わっているか大きな変化を遂げています。たとえば、コンボイはグランドコンボイに、ホットロッドはホットショットとなっています。その一方で、ストーリーはシリアスな内容に加え、テンションの高いコメディ要素も含まれており、全体的に多様な展開が特徴です。

あらすじ

『マイクロン伝説』の戦いから10年。地球では新たなエネルギー「エネルゴン」が発見されます。一方、ユニクロンの内部からアルファQに率いられたテラーコン軍団が出現し、各地のシティからエネルゴンを強奪し始めます。これに対抗するため、グランドコンボイをリーダーとするチームコンボイが結成され、エネルゴンを守るために地球へと向かいます。

アルファQ陣営には、メガトロンが復活を条件としてして旧デストロンが寝返る展開が待ち受けています。復活したメガトロン、すなわちガルバトロンはアルファQを追放し、ユニクロンの支配を画策します。物語は、エネルゴンを巡って、三つ巴の争奪戦が繰り広げられる様子を描いています。

特徴

本作では、だれとでも合体できるサイバトロンの能力が強調されています。エネルゴンを巡る戦いだけでなく、キャラクター同士の絆も物語の中心的なテーマです。各話にわたるストーリーの中で、過去のトランスフォーマーシリーズや登場キャラクターの影響が感じられる演出も多々見受けられ、懐かしむファンにとっても楽しめる内容となっています。

作品はアクション、友情、そして犠牲をテーマにした壮大な内容で、トランスフォーマーシリーズのファンだけでなく、新規の視聴者にも受け入れられる仕上がりになっています。

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