トランスフォーマーZ

トランスフォーマーZ（ゾーン）

『トランスフォーマーZ』は、日本におけるトランスフォーマーシリーズの第6作であり、1990年7月にOVAとしてリリースされました。本作では、これまでのテレビシリーズとは異なり、たった1話で展開されるストーリーが特徴です。

あらすじ

物語は、デストロンの九大魔将軍の攻撃を受けたフェミニア星に向けて、ビクトリーセイバーが救援に向かおうとするところから始まります。しかし、彼は惑星の破壊とともに行方不明となり、サイバトロンには総司令官が不在の状態が続きます。この隙を突いてデストロン九大魔将軍は、地球に眠る超エネルギー「ゾディアック」を狙っています。そんな中、パワードマスターのダイアトラスが登場し、ゾディアックの力を借りて九大魔将軍を撃退することに成功します。ダイアトラスは、その後ビクトリーセイバーから総司令官の地位を譲り受け、新たな脅威であるバイオレンジャイガーとの戦いに挑みます。

登場人物

• - パワードマスター: マイクロトランスフォーマーと連動し、自動変形を行う基地形態を持つキャラクター。3体合体して超巨大戦艦「ビッグパワード」となるなど、特異な能力を持っています。
• - ダイアトラス: 声優は屋良有作。彼は新総司令官としてゾーブル計画を推進し、デストロンへの圧倒的な攻撃力を持ちます。真面目かつ仲間想いな性格ですが、敵には容赦しません。
• - ソニックボンバー: 声優は塩沢兼人。ダイアトラスと共に戦うキャラクターで、空戦能力に優れています。皮肉屋でありつつも、仲間を守るために尽力します。
• - ロードファイヤー: 温和な性格ですが、有事には猛々しい性格になるキャラクターです。陸上戦闘において優れた実力を発揮します。

新たな敵デストロン

本作で描かれるデストロン側のキャラクターには、バイオレンジャイガー、九大魔将軍といった新たな敵が登場します。彼らの力との対決はダイアトラスたちサイバトロンにどのような影響を与えるのでしょうか。

スタッフと音楽

『トランスフォーマーZ』は、奥出信行や松岡治雄が企画に関わり、高山雅治がプロデューサーを務めています。音楽は石田勝範が担当し、オープニングテーマ「トランスフォーマーZのテーマ」やエンディングテーマ「未来の君へ」が印象的です。

総括

『トランスフォーマーZ』は、短いながらも情熱的なストーリー展開と、それに伴う豊富なキャラクターたちの活躍によってファンに支持を受けています。今作が与えた影響や、後のトランスフォーマーシリーズにどのように繋がっていくのか、注目される作品です。

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