トリブバン大学

トリブバン大学の概要

トリブバン大学（Tribhuvan University）は、ネパールの首都カトマンズから南西に約5キロメートル離れたキルティプルに位置しています。この大学は1959年に設立され、ネパールで最初の大学としての役割を果たしてきました。その名は第8代ネパール国王トリブバン・ビール・ビクラム・シャハにちなんで名付けられています。現在、トリブバン大学はネパール最大の大学であり、150,000人以上の学生が在籍しています。

学部と研究科

トリブバン大学は、多様な学問分野において教育と研究を提供しています。大学内には、薬学や工学、理学、技術、林業に関する研究科が設けられており、社会科学や人間学、管理学、教育学、法律学といった学部も充実しています。専門的な学問に加え、学生には広範な教育の機会が提供されており、幅広い知識やスキルを身につけることができます。

また、大学には4つのシンクタンクが存在し、学際的な研究や政策提言に取り組んでいます。これにより、学問の深化だけでなく、社会への貢献も目指しています。

日本との協定

トリブバン大学は、日本の複数の高等教育機関との協定を結び、国際的な交流を促進しています。以下は、日本における協定校の一部です：

• - 埼玉大学
• - 島根大学
• - 城西国際大学
• - 流通経済大学
• - 創価大学
• - 立教大学
• - 同志社大学
• - 大阪産業大学
• - 天理大学
• - 福岡大学
• - 北海道大学
• - 富山大学
• - 京都大学
• - 大阪大学
• - 神戸大学
• - 広島大学
• - 佐賀大学
• - 法政大学

これらの協定により、学生や教員が互いの大学での研究や学びの機会を持つことができ、国際的な視野を持った人材の育成が進められています。

特に、トリブバン大学のいくつかの研究科は日本の大学との部局間協定を通じて連携を強化しており、具体的には以下のような協定があります：

• - トリブバン大学科学技術研究科と北海道大学大学院地球環境科学研究科との連携
• - トリブバン大学理工学研究所と富山大学和漢医薬学総合研究所の協定
• - トリブバン大学工学研究科と京都大学防災研究所との連携
• - トリブバン大学医学院と神戸大学医学部との協定

これらの協力関係は、学問の更新や研究の推進に寄与しており、国際的な教育環境を提供することに貢献しています。

結論

トリブバン大学は、独自の歴史や豊富な学問領域を持つネパールの象徴的な大学です。大量の学生を擁し、国際的な協力を通じて教育の質を向上させ続けています。日本との締結校との連携も強化されており、今後のさらなる発展が期待されています。

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