トレイス・ジャクソン＝デイビス

トレイス・ジャクソン＝デイビス：生い立ちからNBAへの道

トレイス・ジャクソン＝デイビス（Trayce Jackson-Davis）は、2000年2月22日、アメリカ合衆国インディアナ州グリーンウッドで生まれました。現在はNBAのゴールデンステート・ウォリアーズに所属し、パワーフォワードまたはセンターとして活躍しています。

高校時代

高校時代、彼はその才能をいかんなく発揮しました。4年生のシーズンには、平均21.6得点、9.3リバウンド、2.9ブロックという素晴らしい成績を記録。チームを州大会ベスト4に導き、マクドナルド・オール・アメリカンにも選出されるなど、その将来を嘱望されました。

大学時代

リクルート

多くの大学から注目を集め、ESPNなどの主要サイトからは4つ星評価を受けていました。2018年11月30日には、インディアナ大学へのコミットを発表。ミシガン州立大学、UCLA、オハイオ州立大学、パデュー大学、ゼイビア大学など、名門大学からのオファーを蹴っての決断でした。

インディアナ大学での活躍

• - 1年目（2019-20シーズン）：平均13.5得点、8.4リバウンド、1.8ブロックを記録し、オールビッグ10サードチーム、ビッグ10オールフレッシュマンチームに選出。
• - 2年目（2020-21シーズン）：平均19.1得点、9リバウンドを記録し、複数媒体からオールアメリカンサードチームに選出。
• - 3年目（2021-22シーズン）：シーズン開幕前に転校を検討するも、元NBA選手のマイク・ウッドソンがヘッドコーチに就任したことで残留。11月27日のマーシャル大学戦でキャリアハイとなる43得点を記録。シーズン全体では平均18.3得点、8.1リバウンド、2.3ブロックを記録。シーズン終了後、2022年のNBAドラフトへアーリーエントリーするも、後に撤回して残留。
• - 4年目（2022-23シーズン）：1月に平均23得点、14リバウンドを記録。NCAAにおいて月間でこの成績を記録したのは、過去25年でシャキール・オニール、ティム・ダンカンに次いで3人目。シーズン全体では平均20.9得点、10.9リバウンドを記録し、オールアメリカン・コンセンサスファーストチームに選出。

NBAキャリア

ゴールデンステート・ウォリアーズ

2023年6月22日、2023年のNBAドラフトで全体57位でワシントン・ウィザーズに指名され、その後ゴールデンステート・ウォリアーズにトレードされました。

2023-2024シーズン

ドラフト2巡目57位指名という下位指名ながら、素晴らしい活躍を見せました。オールルーキー2ndチームまであと一票という評価も得ています。12月19日のセルティックス戦では10得点、13リバウンド、3ブロックを記録し、当時リーグ1位のセルティックス相手に印象的な活躍を見せました。特に、オーバータイム残り2分半でのジェイレン・ブラウンへのクラッチブロックは圧巻でした。3月6日のバックス戦では15得点、4ブロックを記録。この試合では、MVPを2度受賞しているヤニス・アデトクンポから3つのブロックを奪い、本拠地のファンを沸かせました。

代表歴

高校時代の2018年には、U-18アメリカ選手権のアメリカ代表に選出されています。

家族

実父は元NBA選手のデイル・デイビスですが、両親が離婚していたため、母と継父のレイモンド・ジャクソンに育てられました。元々の姓は「デイビス」でしたが、高校入学時に長年育ててくれたジャクソンへの敬意を表し、姓を「ジャクソン＝デイビス」としました。

トレイス・ジャクソン＝デイビスの今後の活躍から目が離せません。

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