ドゥギー・ホワイト

ドゥギー・ホワイト

ドゥギー・ホワイト（Doogie White）は、1960年3月7日にスコットランドのマザーウェルで生まれたロックボーカリストであり、音楽界での活動を通じて確固たる地位を築いています。彼はレインボーやイングヴェイ・マルムスティーンなど、名だたるアーティストとのコラボレーションで広く知られています。

経歴の始まり

彼の音楽キャリアは、スコットランドでのローカルバンド「ラパス」（La Paz）でのボーカルとしてスタートしました。その後、1988年にミッドナイト・ブルーに参加し、さらに1991年にはプレイング・マンティスのメンバーとして日本に来日するなど、徐々に音楽シーンでの存在感を高めていきました。彼の強い歌唱力は、多くのオーディションで注目を浴び、さまざまなバンドから声がかかることとなります。

レインボーとの出会い

その中でも、彼が重要な役割を果たしたのは、ギタリストのリッチー・ブラックモアが率いるレインボーです。ドゥギーはまず、コージー・パウエルのソロ・アルバムに参加し、その後レインボーのオーディションを受けることとなりました。彼は見事に合格し、アルバム『Stranger In Us All』に参加。その後、再結成されたレインボーとのツアーを行ったものの、その活動はツアー一回限りで再び休止状態になってしまいました。

後の活動

その後は、ロイヤル・ハントのオーディションを受けるも選ばれず、彼のキャリアはトリビュートバンドやロックオペラなど、多岐にわたるセッションワークへとシフトしていきました。2000年には元ロイヤル・ハントのベーシスト、スティーブ・モーゲンセンと共に新たにバンド「コーナーストーン」を結成し、2001年にはイングヴェイ・マルムスティーンバンド（ライジングフォース）にも参加しました。この活動の中で、彼は『Attack!!』『Unleash The Fury』といったアルバムをリリースし、その存在感を示しました。

タンクとソロ活動

2008年12月22日には、イギリスのヘヴィメタルバンド、タンクに加入することが発表され、翌年にはタンクでの初アルバム「WAR MACHINE」をリリースしました。また、2011年には自身の初となるソロアルバム『AS YET UNTITLED』を発表し、ソロアーティストとしての活動も始まりました。

近年のプロジェクト

2013年以降は、マイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロックでの活動を軸にしながら、複数のプロジェクトにも参加し、2020年末には急遽アルカトラスの後任シンガーとして加入することが決定しました。

ディスコグラフィーとゲスト参加

彼のディスコグラフィーには、さまざまなバンドやアーティストとのコラボレーションが含まれています。特に、ゲイリー・ヒューズの『Once and Future King Part II』（2003年）や、プレイング・マンティスの『The Journey Goes On』（2003年）、さらには大村孝佳やセバスチャン、ROADWAYといったアーティストへのゲスト参加も行っています。

ドゥギー・ホワイトの音楽活動は、バンドにとどまらず多岐にわたり、今後の展開にも期待が寄せられています。

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