ドゥシュコ・ラディノヴィッチ

ドゥシュコ・ラディノヴィッチ（Duško Radinović、1963年2月8日 - ）は、モンテネグロ（旧ユーゴスラビア）出身の元サッカー選手です。ポジションはディフェンダーで、主にセンターバックとして活躍しました。

ラディノヴィッチは、レッドスター・ベオグラードの黄金期にレギュラーとしてプレーし、数々のタイトル獲得に貢献しました。特に、1990-91シーズンのUEFAチャンピオンズカップでは、決勝こそ負傷で欠場したものの、チームの優勝に大きく貢献しました。決勝では出場できませんでしたが、それまでのラウンドで安定した守備を見せ、チームを勝利に導きました。

レッドスター・ベオグラードでの輝かしい実績

ユーゴスラビア・プルヴァ・リーガ：1989-90, 1990-91, 1991-92
ユーゴスラビアカップ：1989-90
ユーゴスラビア / セルビア・モンテネグロカップ：1992-93
UEFAチャンピオンズカップ：1990-91
* インターコンチネンタルカップ：1991

また、ラディノヴィッチはユーゴスラビア代表としても活躍が期待されていました。1992年のUEFA EURO '92の代表メンバーにも選出されましたが、ユーゴスラビア紛争の影響で、チームは大会への出場権を剥奪されるという悲劇に見舞われました。もし出場できていれば、彼のキャリアはさらに輝かしいものになっていたかもしれません。

引退後は指導者としての道は歩んでいないようですが、彼の残した功績は、レッドスター・ベオグラードの歴史に深く刻まれています。堅実なディフェンスとリーダーシップでチームを支え、数々のタイトルをもたらしたラディノヴィッチは、今もなお多くのサッカーファンに記憶されています。

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