ドッジGO!GO!

映画『ドッジGO!GO!』の概要

『ドッジGO!GO!』は、2002年7月27日に公開された日韓合作の映画であり、ドッジボールを題材にした青春ストーリーです。本作は、文部科学省に選定され、東京都知事や大阪市教育委員会からも推薦を受けている作品です。

ストーリー

物語は、日本の横須賀に住む小学6年生の女の子、入江ゆきこが主人公です。彼女は「みなとドッジキッズ」というドッジボールチームのメンバーであり、チームはライバルである「山手ドッジファイターズ」に勝てずにいる状況です。チーム内ではメンバーが減少し、練習場を追い出されかねない危機的な状況に直面しています。その矢先、ゆきこの父親である新一郎が韓国のプロ野球チームに移籍することを決意し、家族は釜山へと移住することになりました。

釜山に渡ったゆきこは、地元のドッジボール好きの女の子ナラと出会い、新たなメンバーをスカウトすることを決意します。一方では、「みなとドッジキッズ」の存続が危ぶまれていましたが、ゆきこが韓国で新たに結集させた仲間たちと共に、地区大会当日に何とか日本へ渡ります。

彼らは、ライバルチームである「山手ドッジファイターズ」との試合に臨むこととなり、友情や努力、成長をテーマにした感動的な試合が展開されます。この物語は、チームの絆や勇気が試される瞬間を描いています。

キャスト

本作には豪華なキャストが揃っています。入江新一郎役には筧利夫が、入江ゆきこ役には田島有魅香が配役されています。また、小出里香、山田潔、山田佐知恵らの役をそれぞれ益子直美、温水洋一、板谷由夏が演じています。ハン・ナラ役はファン・ナラが演じ、彼女は後に韓国の人気音楽グループT-ARAのメンバーとしても知られるようになります。

スタッフ

監督は三原光尋が務めており、原作・脚本は相良敦子が手掛けています。映像の撮影は柴主高秀、美術は磯田典宏が担当し、音楽には上野洋子が参加しています。また、製作にはアミューズやサイダス、アミューズコリアなどが関わっています。

エピソード

本作に出演していたハム・ウンジョンは、撮影後にT-ARAのメンバーとしても活動することになりました。撮影は日本と釜山で約1か月にわたり行われましたが、当時の日韓関係の影響で韓国での上映は叶わなかったというエピソードもあります。

DVD・関連商品

この映画は2003年2月21日にVHS及びDVDがアミューズ・ビデオからリリースされています。また、同年には相良敦子著の書籍『ドッジGO!GO!』も発行されました。

映画『ドッジGO!GO!』は、友情や努力、挑戦といったテーマを通じて、観る者に感動を与える作品であり、ドッジボールを通した成長の物語が多くの人に愛されてきました。

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