ドバドバ大爆弾

所ジョージのドバドバ大爆弾

『所ジョージのドバドバ大爆弾』は、東京12チャンネル（後のテレビ東京）で1979年から1981年にかけて放送されたゲームバラエティ番組です。この番組は、視聴者が参加する形で一芸を披露し、ゲームを通じて賞金を競い合う内容となっていました。司会を担当したのは、当時まだ知名度の低かった所ジョージで、彼にとっては初めての司会番組でした。

番組の特徴

本番組は毎回関東地方やその近郊のホールを使用し、公開生放送で行われ、観衆の前で熱気あふれる戦いが繰り広げられました。視聴者はペアを組み、賞金100万円を目指して様々なゲームに挑戦。番組内で使われる音楽や効果音はすべて会場で生演奏されており、その場の臨場感を高めていました。主な参加者は中高大学生が多く、後に芸能界で活躍する者もいました。

主なルールとゲーム内容

番組の流れとしては、最初に出場者が一芸を披露します。芸の出来映えは審査員が20点満点で評価し、その得点に基づいて賞金が決定されます。得点1点につき1万円の計算で、成功すれば最大で100万円の賞金が手に入ります。

ゲームは電光ルーレットで決まり、出場者は制限時間3分間で課題をクリアしなければなりません。さらに、ペアの一人が挑戦中には、もう一人は舞台の奥で風船とともに待機しています。この風船が膨らみ続け、破裂してしまうと即ゲーム終了という緊張感が、視聴者を引きつけました。待機者はプレイヤーを呼ぶことで風船をしぼませる必要があり、これがまたゲームの面白さを増していました。

ゲームの種類

さまざまなゲームがあり、スチロール製の丸太にまたがって空中の風船を割る「クレージーロデオ」や、特定段数の煙草の箱を積み上げる「たばこタワー」など、ユニークな挑戦が用意されていました。これらはどれも瞬発力や集中力を試されるもので、出場者は独特の緊張感の中で臨むこととなります。

番組のエピソードや影響

この番組ではたびたび「芸能人大会」が開催され、多くの著名な芸人やアイドルが参加していました。所が発する名セリフや合いの手も視聴者には大変受け入れられ、特に彼の「元気な子供は○○！」というフレーズは人気を集めました。懐かしい芸人たちの中には、後に有名になった唐沢寿明や山田邦子もいました。

また、2012年には『ハレバレとんねるず』という特番でリメイク企画が行われ、懐かしの要素を元に再構築された形で放送されました。これにより、当時のファンたちに新たな思い出を提供し、番組の人気を再燃させることとなったのです。

『所ジョージのドバドバ大爆弾』は、単なるバラエティ番組とは言えず、出演者たちの特技を引き出し、多くの視聴者を楽しませた記憶に残る作品として、今でも語り継がれています。

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