ドボジョ!

ドボジョ！

『ドボジョ！』は、松本小夢による日本の漫画作品。建設業界で働く女性、いわゆる「土木系女子（ドボジョ）」を主人公にした物語です。2011年から2013年にかけて講談社のKiss PLUSで連載されました。

あらすじ

物語は、松藤建材に勤務する宗助桜子が、関連会社の社員である小石川嵐と出会い、友人となることから始まります。しかし、嵐は桜子のことを「宗助」という男性だと勘違いしたまま、彼女に恋をしてしまい、奇妙な恋愛関係が展開されていきます。

主な登場人物

主人公とその関係者

宗助桜子（そうすけ さくらこ）
本作の主人公。松藤建材の社員で20歳。宗助家の一人娘として、父親と4人の兄たちから大切に育てられました。小学校から短大までエスカレーター式の女子校に通い、地元の銀行への就職が決まっていましたが、初出勤の途中で松藤建材の作業員募集の張り紙を見つけ、銀行への就職を辞退し、土木作業員として働き始めます。しかし、家族には銀行に勤務していると偽っています。
小石川嵐（こいしかわ あらし）
泉秀鋼材の社員。桜子のことを「宗助」という男性だと信じています。

宗助家

宗助太（そうすけ ふとし）
桜子の父親。56歳。工事会社に勤務しており、東北に長期出張中です。
宗助イチロー（そうすけ いちろう）
宗助家の長男で、桜子の長兄。30歳の大工で、バツイチ。息子の真と共に宗助家で暮らしています。
宗助ジロー（そうすけ じろう）
宗助家の次男。28歳のイラストレーター。
宗助サブロー（そうすけ さぶろう）
宗助家の三男。24歳の調理師。
宗助シロー（そうすけ しろう）
宗助家の四男。22歳の美容師で、兄弟の中で一番勘が鋭いです。
宗助真（そうすけ まこと）
イチローの息子で、小学1年生。

松藤建材関係者

秀さん
桜子の先輩。桜子の仕事ぶりは認めていますが、配慮に欠ける発言が多いです。
店長
桜子と同じように「土木系女子（ドボジョ）」の妹がいます。
事務の女子社員
桜子のことを「宗助ちゃん」と呼んでいます。

書誌情報

松本小夢『ドボジョ！』講談社〈KC KISS〉、全3巻
2011年10月13日発売、ISBN 978-4-06-340859-1
2012年6月13日発売、ISBN 978-4-06-340883-6
2013年2月13日発売、ISBN 978-4-06-340902-4

関連項目

ジェンダー
* 男女雇用機会均等法

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