ドミニク・キャルバート＝ルーウィン

ドミニク・ナサニエル・キャルバート＝ルーウィン（Dominic Nathaniel Calvert-Lewin、1997年3月16日 - ）は、イングランド・シェフィールド出身のサッカー選手です。現在はエヴァートンFCに所属し、ポジションはフォワード。イングランド代表としても活躍しています。

クラブ経歴

シェフィールド・ユナイテッドFC
8歳から地元クラブであるシェフィールド・ユナイテッドFCのアカデミーに所属。育成年代ではボックス・トゥ・ボックスのミッドフィールダーとしてプレーしていましたが、17歳の時にセンターフォワードにコンバートされました。下部リーグへのレンタル移籍を経て、2015年4月に18歳でトップチームデビューを果たしました。

エヴァートンFC
2016年8月、移籍金150万ポンドでエヴァートンFCに移籍。2017年3月18日、プレミアリーグ第29節ハル・シティ戦で移籍後初ゴールを記録しました。

2019-20シーズンには背番号を9番に変更。同年12月にカルロ・アンチェロッティ監督が就任すると得点能力が開花し、リシャルリソンと並んでチームトップスコアラーとなるリーグ戦13ゴールを挙げました。

2020-21シーズン、開幕戦となったトッテナム戦で決勝ゴールを挙げると、第2節のウエストブロム戦ではハットトリックを達成。チーム史上初となる開幕戦から4試合連続ゴール（4戦合計6ゴール）を記録する活躍を見せ、イングランドフル代表に初招集されました。9月にはプレミアリーグ月間最優秀選手を初受賞し、その後も得点を重ね、最終的にリーグ戦16ゴールを記録しました。

2021-22シーズンは、大腿四頭筋の負傷や爪先の骨折などの影響によりリーグ戦の半分以上を欠場。チームはシーズン終盤まで残留争いに巻き込まれましたが、ホーム最終戦となった第33節延期分クリスタル・パレス戦の試合終了間際に劇的な逆転ゴールを挙げ、チームのプレミアリーグ残留に大きく貢献しました。

代表経歴

2017年に韓国で開催されたFIFA U-20ワールドカップでは、決勝のベネズエラ戦でゴールを挙げ、チームの優勝に大きく貢献しました。

2020年10月8日、親善試合ウェールズ戦でフル代表初出場を果たし、その試合で初ゴールも記録しました。

プレースタイル

長身を生かした空中戦の強さと、近年向上した得点能力が持ち味のフォワードです。ボックス内でのポジショニングに優れ、チャンスを確実にものにする決定力も兼ね備えています。また、献身的なプレーでチームに貢献する姿勢も評価されています。

獲得タイトル

U-20イングランド代表
FIFA U-20ワールドカップ: 2017
個人
プレミアリーグ月間最優秀選手: 2020年9月

代表での出場大会

U-20イングランド代表
2017年 - FIFA U-20ワールドカップ（優勝）
U-21イングランド代表
2019年 - UEFA U-21欧州選手権（GL敗退）
イングランド代表
2021年 - UEFA EURO 2020（準優勝）

2020年以降、イングランド代表として11試合に出場し、4得点を挙げています。

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