ドミニク・リヴァコヴィッチ

ドミニク・リヴァコヴィッチ

基本情報

ドミニク・リヴァコヴィッチは1995年1月9日生まれで、クロアチアのザダルから来たプロサッカー選手です。ポジションはゴールキーパーで、現在はトルコのフェネルバフチェでプレーしています。彼はクロアチア代表としても活躍しており、4年連続でクロアチア年間最優秀ゴールキーパーに選ばれるなど、その実力が広く認められています。特に、PKストップに卓越している選手として知られています。

クラブ歴

リヴァコヴィッチは、NKザダルという地元クラブでサッカーをスタートさせました。2012年にはNKザグレブに移籍し、プロとしてのキャリアをスタートさせます。初のプロデビューは2012年8月31日のHNKチバリア戦でした。その後、2015年にはNKディナモ・ザグレブに移籍しましたが、2015-16シーズンは再びNKザグレブにレンタル移籍として残留しました。レンタルから戻ったのち、彼はディナモ・ザグレブの正ゴールキーパーとして定着し、2018-19シーズンにはクラブの連続無失点記録を535分に更新しました。この偉業は、ザグレブの歴史に名を刻むものとなりました。

代表歴

2016年5月、モルドバ代表との試合に向けて初めてクロアチア代表に招集されたものの、出場機会は得られませんでした。フル代表デビューは2017年1月11日、チャイナカップのチリ戦で実現しました。その後、2018 FIFAワールドカップのメンバーに選ばれましたが、実際の試合には出場できませんでした。以降、彼は代表での出場機会を増やし、UEFA EURO 2020ではグループステージ初戦から正GKとして出場しました。

特に印象的なのは、2022 FIFAワールドカップの日本戦でのPK戦です。彼は南野拓実、三笘薫、吉田麻也のキックをストップし、クロアチアをベスト8に導く重要な役割を果たしました。さらに、準々決勝のブラジル戦では延長を含む11セーブを記録し、再びPK戦でロドリゴのシュートも止めました。彼の活躍がチームを準決勝進出へと導くこととなりました。

人物

ドミニクの家族は多才で、父親は建設技師であり、海洋運輸インフラ省の元副大臣でもあります。祖父は放射線科医、祖母は英語教師という職業背景を持ち、母方の親族にはリーグ・アンで44得点を記録した選手がいます。2022年には、長年の恋人であるヘレナ・マティッチとの結婚式をザダル大聖堂で挙げました。

彼が目標とするゴールキーパーには、ダビド・デ・ヘア、イケル・カシージャス、そして同胞のダニエル・スバシッチが名を連ねています。

個人成績・タイトル

クラブ

• - NKザグレブ: ドルガHNL (2013-14)
• - NKディナモ・ザグレブ: プルヴァHNL (5回)

- 2017-18
- 2018-19
- 2019-20
- 2020-21
- 2021-22

• - フルヴァツキ・ノゴメトニ・クプ (2回): 2017-18, 2020-21
• - フルヴァツキ・ノゴメトニ・スーペルクプ: 2019

個人

• - クロアチア年間最優秀GK: 4回 (2019, 2020, 2021, 2022)

リヴァコヴィッチは、他のゴールキーパーと同様に成績と経験を重ね、今後の成長が期待される選手です。

もう一度検索