ドミニク・レイエス

ドミニク・レイエスについて

ドミニク・レイエス（Dominick Reyes）は、1989年12月26日に生まれたアメリカの男性総合格闘家で、カリフォルニア州ヘスペリア出身です。彼は現在、テイシェイラMMA & フィットネスに所属し、UFC世界ライトヘビー級ランキングで13位に位置付けられています。

幼少期とアマチュアキャリア

レイエスは幼少期からレスリングとアメリカンフットボールに親しんできました。彼が通っていたニューヨーク州立大学ストーニーブルック校ではアメリカンフットボールのディフェンシブバックとして活躍し、1年目からスターティングメンバーに選ばれました。その後、最終的にはチームのキャプテンを務めることになりました。大学を卒業した後、彼は兄弟が経営する「ケージ・コンバット・アカデミー」で総合格闘技の訓練を始めました。

2013年にはアマチュアデビューを果たし、見事に5連勝を記録。これを受けてプロに転向し、プロの舞台でも6連勝を収め、UFCとの契約を結ぶこととなります。

UFCでの活躍

2017年6月25日、レイエスはUFCデビューを果たし、UFC Fight Night: Chiesa vs. Leeでヨアキム・クリステンセンと対戦しました。この試合では、開始から29秒で左ストレートを決め、TKO勝ちを収めました。この圧倒的なパフォーマンスにより、彼は「パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト」を受賞し、華々しいデビューを飾りました。

その後、2018年10月にはUFC 229でライトヘビー級ランキング7位のオヴィンス・サンプルーと対戦し、3-0の判定勝ちを収めるなど、順調にキャリアを積み上げていきました。2019年にはライトヘビー級ランキング6位のヴォルカン・オーズデミアに勝利し、同年10月にはクリス・ワイドマンを相手にTKO勝ち。これにより、無敗記録を12試合に伸ばしました。

2020年に入ると、UFC 247で王者ジョン・ジョーンズと対戦します。接戦となったこの試合では0-3の判定で敗れ、初の黒星を喫しました。しかし、ファンの間では支持される声が多く、MMA Fightingが行ったSNSアンケートでは、レイエスの勝利を支持する声が57.9％に達しました。

その後の2020年9月、UFC 253でヤン・ブラホヴィッチと戦い、2R TKO負け。2021年5月にはイリー・プロハースカ相手に敗れたものの、この試合は「ファイト・オブ・ザ・ナイト」を獲得しました。2022年11月、UFC 281でライアン・スパンにKO負けし、4連敗を喫しましたが、2024年6月7日のUFC on ESPN: Cannonier vs. Imavovでは、約4年8ヶ月ぶりに白星を挙げました。

ファイトスタイルと人物

レイエスのニックネームである「The Devastator」は、彼の特徴的なスタイルから来ています。強烈なキックと、切れのある左ストレートが武器です。加えて、彼はテイクダウンの攻防にも優れ、テイクダウンディフェンスの成功率は80％を超えています。

さらに、彼の兄アレックスも総合格闘家であり、UFCに参戦した経験があります。戦績においても優れた実績を持つドミニク・レイエス。今後の活躍にも目が離せません。

過去のタイトル及び表彰

• - 大学MMAライトヘビー級王座（2014年）
• - ブラジリアン柔術 青帯
• - UFC ファイト・オブ・ザ・ナイト（1回）
• - UFC パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト（2回）

彼の今後の試合にも期待が寄せられており、そのパフォーマンスがどのように進化していくのか見守る価値があります。

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