藤子・F・不二雄の
漫画『
ドラえもん』シリーズには、数々の魅力的な
ひみつ道具が登場します。本記事では、その中でも読み仮名が「うな」から「うん」で始まる道具に焦点を当て、それぞれの機能や特徴、そして作品における活躍を詳しく解説します。
22世紀の科学者が
ウマと
竹を掛け合わせた奇妙な生物。
竹のような外見に
ウマの頭部と蹄を持ち、
竹馬のような構造も備えています。気性が激しく、乗る際には綺麗な靴下とニンジンを用意し、丁寧に扱わなければ暴れだします。しかし、うまく乗りこなせれば驚異的なスピードで移動し、曲芸のような走りが可能です。
派生として、ピンク色のメス
ウマタケが登場したエピソードも存在します。メス
ウマタケはより繊細で気難しい性格で、のび太は彼女を怒らせてしまい、結果的に
ウマタケとメス
ウマタケは逃げていってしまうという展開に。
さらに、気性が荒くじゃじゃ馬な「ジャージャー
ウマタケ」も存在しており、
納豆を好むという特徴も持ち合わせています。
ウラオモテックス
トランプサイズのステッカーで、体に貼ると普段隠している本音や行動を露わにしてしまうという、恐ろしい道具です。スネ夫の悪事を暴くために使用された際には、彼の隠された本性が露呈し、周囲を激怒させました。
テレビアニメ版では、のび太の父であるのび助にも使用され、仕事上の本音が露呈する場面も描かれています。
ウラシマキャンデー
ドラミが開発した道具で、舐めると行動ごとに感謝され、お礼をもらえるというものです。
浦島太郎の玉手箱を彷彿とさせる効果ですが、過剰な反応やありがた迷惑な状況に陥ることもあります。動物にも効果があるという点も特徴的です。
裏たなばたロケット
七夕の笹の形をしたロケット。願い事を書いた短冊を付けると、その願いとは正反対の結果がもたらされます。一度打ち上げると一年間効果が続くため、注意が必要です。
うらないカードボックス
箱を振ると3枚のカードが出てきて、未来を占うことができる道具です。絵柄の解釈はこじつけが強く、結果の正確性には疑問が残りますが、独特の面白さがあります。
ウラメシズキン
怨念を込めて幽霊を作り出す道具。怨みの対象を翻弄する幽霊を作り出しますが、制御が難しく、場合によっては生み出した本人をも苦しめることになります。幽霊にも自意識があるという設定も興味深い点です。
うらめしドロップ
これを服用して眠ると、一時的に魂が抜け出て幽霊になれるという道具です。人間だけでなく、
ドラえもんにも有効で、壁をすり抜けることができます。しかし、物理的な行動もできるため、使い方によっては危険な道具と言えるでしょう。
ウリッコ
未来デパートから送られてきたセールスロボット。設定上は
ひみつ道具ではありませんが、多くの
ひみつ道具事典では
ひみつ道具として扱われています。
ウルトラくすり
服用すると体が鉄のように硬くなる薬。
ウルトラスーパーオールマイティワクチン
あらゆる
伝染病に効果のある万能
ワクチン。地球上に存在しない病原体にも効果があるとされています。原作ではその詳細な設定は不明な点も残っていますが、アニメ版では
ドラえもんが独自に持ち出している道具として描かれています。
ウルトラスーパー電池
普通の
乾電池のような外見をしていますが、電化製品の能力を飛躍的に向上させる強力な電池です。
懐中電灯やドライヤーなど様々な機器に使用でき、
ドラえもん自身に使用する事も可能です。
ウルトラストップウォッチ
時間を停止させることができる時計です。基本的な機能は「タンマウオッチ」と同じですが、時間停止中の相手に触れることで時間停止を解除できる点が異なります。「のび太の日本誕生」シリーズでは「ウルトラタイムウォッチ」という名称で登場しています。
ウルトラ・スペシャルマイティ・ストロングスーパーよろい
ドラえもんが嘘で作り上げた鎧。どんな災難からも守ってくれると主張していますが、実際には存在しません。
ウルトラバランススキー
ヤジロベエの原理を用いた
スキー板。運動神経の悪い人でも転ばずに
スキーを楽しむことができます。
ウルトラミキサー
2つの物体を合成できるミキサー。生物にも使用可能ですが、意思を持つ生物を合成した場合、1つの体に2つの心が存在することになります。様々な組み合わせが試みられ、面白い結果を生み出しています。
冷蔵庫とトイレを合成した例や、ジャイアンと
自転車を合成した例などが挙げられます。
ウルトラリング
装着すると凄まじい怪力が発揮できる
指輪。その力は、
ドラえもんを空き地まで吹き飛ばすほど強力です。
運動神経コントローラー
専用アンテナを装着した人物や動物を、コントローラーで自由に操ることができる道具。操られている間、本人の意思は停止している可能性があります。
これらの道具は、それぞれユニークな能力と物語性を持ち、
ドラえもんの世界観を彩る重要な要素となっています。 それぞれの道具がどのように物語に関わっているのか、改めて作品を読み返してみるのも良いでしょう。