ドラえもんのひみつ道具 (え)

ドラえもんのひみつ道具：「え」で始まる道具たち

藤子・F・不二雄先生原作の漫画『ドラえもん』シリーズに登場するひみつ道具は数知れず、その中には読み仮名が「え」で始まるユニークな道具も多数存在します。本記事では、それらの道具を個別に解説し、それぞれの機能や特徴、物語における役割を詳しく見ていきましょう。

環境制御系

エアコンボール: 『ドラえもん のび太の創世日記』に登場する野球ボールサイズの道具。空中に浮かせて使用し、周囲の気温を調節します。小型ながら効果は絶大で、吹雪の中でも短時間で体を温めることができます。

エアコンフォト: 『ドラえもんプラス』5巻収録の「エアコンフォト」に登場。ビデオカメラのような形状で、撮影した写真に周囲の温度や匂いが記録されます。写真の状態を変化させることで、被写体の体感温度を変化させることができます。例えば、温めた写真を被写体に当てれば、寒空の中でも暖かく感じられるというわけです。しかし、写真の環境を極端に変化させると、被写体の体感温度を制御することが難しくなります。

エアコンスーツ: 具体的な作品名は不明ですが、気温調節機能を備えたスーツ型道具だと考えられます。

エスキモー・エキス: 『ドラえもん』てんとう虫コミックス34巻収録の同名エピソードに登場。哺乳瓶に入った液体で、「暑い」と言えば体感温度が3℃下がりますが、周囲が「暑い」と感じても反応してしまうため、場合によっては凍り付いてしまう危険性も秘めています。

エネルギー節約熱気球: 『ドラえもんプラス』4巻収録の「エネルギーせつやく熱気球」に登場。ライター程度の火で上昇できる小型の熱気球です。「ブロージェット」と併用すれば水平移動も可能ですが、燃料が限られているため長距離飛行には適していません。

能力付与系

エースキャップ: 『ドラえもん』てんとう虫コミックス6巻収録の同名エピソードに登場する野球帽型の道具。着用者の投球能力を飛躍的に向上させ、狙った場所に物を投げることができます。方向に関わらず確実に目標物に到達するものの、変化球や緩急の制御については不明な点があります。自身を投射して移動手段としても使用可能で、特定の相手を目掛けて投げた場合、相手の居場所が分からなくても届くという特殊な能力も備えています。

エスパーぼうし: 『ドラえもん』てんとう虫コミックス7巻および31巻に登場。着用することで念力、瞬間移動、透視の3つの超能力が使えるようになります。しかし、ドラえもんによると練習が必要で、使いこなすには熟練が必要なようです。

SLえんとつ: 『ドラえもん』てんとう虫コミックス33巻収録の同名エピソードに登場するSLの煙突を模した道具。石炭と水を入れることで蒸気を発生させ、それを頭に乗せるとSLのようなパワーを得られますが、煤煙を排出するという欠点があります。

その他

エッグハウス: 『ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記』に登場。多数の卵を保管・孵化させるための巨大な卵型の建物です。「タマゴコピーミラー」で増やした卵を保管し、人工孵化機のように温めて孵化させます。「タマゴ逆転装置」も設置されており、誤って作ったコピー卵と本物の卵を融合させることも可能です。

絵本入りこみぐつ: 『ドラえもん』てんとう虫コミックス19巻、32巻、『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』に登場。絵本の中の世界に入ることができる靴型の道具です。物語を傍観するだけでなく、登場人物と会話したり、物語の流れに干渉することも可能です。絵本の世界から出るには、両方の靴を履いている必要があります。

エラ・チューブ: 『ドラえもん』てんとう虫コミックス4巻、6巻、9巻に登場。コルク栓のような形状で、鼻に詰めることで水中呼吸を可能にする道具です。

エレベーター・プレート: 『ドラえもん』てんとう虫コミックス37巻収録の同名エピソードに登場。このプレートの上に乗り、ダイヤルで階数を指定することで、エレベーターのように上下移動ができます。さらに、プレートの位置に見えない床が出現し、空中を歩くことも可能です。

エレベート・ボタン: 『ドラえもん』スペシャルカラー作品集4巻、映画『ぼくの生まれた日』に登場。ボタンを押すと、見えないエレベーターに乗ったように体が上昇し、空中を歩くことができます。

遠写かがみ: 『ドラえもん』てんとう虫コミックス14巻、17巻に登場。鏡に映した映像を遠くの鏡などに映し出すことができる道具です。コマーシャルなどへの活用が期待されています。

N・Sワッペン: 『ドラえもん』てんとう虫コミックス2巻収録の同名エピソードに登場。磁石のように引き合ったり反発したりするワッペンです。「N」と「S」のマークがあり、同じマーク同士は反発し、異なるマーク同士はくっつきます。

SOSカプセル: 『ドラえもんプラス』5巻収録の「流れ星ゆうどうがさ」に登場。宇宙で遭難した場合にメッセージを込めてばら撒く道具で、ワープを繰り返しつつ助けを求め続けます。

SOSはっしんき: 『ドラえもん』てんとう虫コミックス14巻収録の「無人島へ家出」に登場。SOS信号を発信し、自分の位置を知らせる道具です。

XYZ線カメラ: 『ドラえもん』てんとう虫コミックス10巻収録の同名エピソードに登場。物の内部や人の裸を撮影できるカメラです。

円ピツ: 具体的な作品名は不明ですが、円を描くための道具だと考えられます。

これらの道具は、それぞれの物語の中で重要な役割を果たしており、ドラえもんの世界観を豊かに彩っています。これらの解説を通して、読者の皆様がドラえもんの世界をより深く理解していただければ幸いです。

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