ドラえもんのひみつ道具 (きあ-きも)

ドラえもんのひみつ道具：読み仮名が「きあ」から「きも」で始まる道具たち

この文章では、藤子・F・不二雄先生原作の『ドラえもん』シリーズに登場するひみつ道具のうち、読み仮名が「きあ」から「きも」で始まるものを網羅的に解説します。それぞれの道具の機能、使用方法、そして原作漫画とアニメ版における違いなどを詳細に見ていきましょう。

記憶関連の道具

1. 記憶映写とんかち: 忘れられた記憶を呼び起こすための道具です。使用者の頭を叩くと、記憶が映写機のように壁に投影されます。しかし、記憶は断片的なうえ、衝撃によるダメージも伴うため、使用には注意が必要です。原作とアニメ版では名称が異なり、アニメ版では「わすれとんかち」と呼ばれています。

2. 記憶とり出しレンズ: 曖昧な記憶を鮮明な映像として取り出すレンズです。レンズを目に当て、思い出したいことを念じると、記憶が脳裏に浮かび上がります。さらに、スイッチを押すと、その映像を投影することも可能です。

機械と人間の融合

3. 機械化機: 様々な機械の機能を人間の体に付与する驚異的な道具です。機械化機に機械の機能を記憶させ、人間に向けると、その機能を再現します。例えば、ラジカセを登録すれば口から音楽が流れ、アイロンを登録すれば手が熱くなりアイロン掛けができるようになります。アニメ版では登録できる機械の種類が原作より増えています。

機械の成長

4. キカイソダテール: 機械を成長させる液状の薬剤です。少量を機械に垂らすと大きくなりますが、多量に使うと暴走する危険性があります。アニメ版では、玩具ロボットを老人ロボットにしてしまうというエピソードも存在します。

情報機器

5. ききがきタイプライターとマイク: 音声認識技術を応用した道具で、話した内容を文字に起こします。しかし、余計な音や雑音も記録してしまうため、正確な情報を得るためには注意が必要です。マイクは高価な宝石のような形状をしています。

気象操作

6. 気候集中装置: 特定の地域に気候を集中させる機械です。ホースで輪を作り、地面に広げると、設定した気象現象（雨、雪、日射しなど）がその範囲内に集中します。弱い日光でも強い日差しになり、洗濯物もすぐに乾くほどの効果があります。

7. 気象シート: 未来の学校で気象実験に用いられる教材で、シート上に様々な気象現象を再現できます。様々なアダプターを使うことで、暖かい雪や雪だるまの形をした雪などを作り出すことも可能です。

交換と奇跡

8. きこりの泉: 物と交換できる泉です。泉に物を投げ込むと、女神ロボットが上位グレードの物を提供します。ただし、正直に答えることが重要で、嘘をつくと何も貰えません。アニメ版では使用回数制限が追加されています。

9. 女神ロボット: きこりの泉に住む女性型ロボットで、上位グレードの物を提供します。当初は黒髪の設定でしたが、アシスタントのミスで緑色の髪となりました。

工学と変身

10. 技術手袋: 指先が様々な工具に変化する手袋で、どんな工作でもこなせます。

11. 奇術用のトランク: 人を動物に変身させることができるトランクです。

心理と季節

12. ギシンアンキ: 疑心暗鬼になる錠剤です。服用すると、周りの全てを疑うようになり、危険な行動に出る可能性もあります。アニメ版ではあんこの形で登場する「ギシンアンコ」も存在します。

13. きずグスリつき自動まきほうたい: 自動的に患部を包帯で巻く道具です。

14. 季節カンヅメつめあわせ: 周囲の季節を変えることができるジュース缶です。缶の種類によって、季節の環境を強調したり、特定の植物に実を付けさせたりできます。

15. 季節の音スピーカー: 季節の音を再現するスピーカーです。例えば、冬に使うと春の足音が聞こえてきます。

16. 北風のくれたテーブルかけ: テーブルクロスから料理が出てくる魔法のテーブルクロスです。原作とアニメ版で名称や由来が異なります。

17. 着たまませんたくできるスプレー: 服を着たまま洗濯できるスプレーです。しかし、使用方法を間違えると泡だらけになる危険性があります。

18. 気まえのよくなるくすり: 他人に物を与えたくなる薬です。効果は強烈で、自分の家まで譲ろうとするほどです。

19. 気まぐれカレンダー: カレンダーの日付を変えることで、その日付の気候に周囲を変化させる道具です。

夢と恐怖

20. 気ままに夢見る機とアクセサリー・セット: 自由に夢を見ることができる機械です。夢の内容はカセットで選択でき、複数人で同じ夢を見ることも可能です。映画『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』では、現実と夢が入れ替わる機能も使用されています。

21. きもだめしめがね: 周りの物事を怖く見せる眼鏡です。普通の物が妖怪や幽霊などに見え、肝試しができます。アニメ版では、のび太や静香などがどんな姿に見えるかが描かれています。

この一覧は、あくまで「きあ」から「きも」で始まるひみつ道具の一部です。『ドラえもん』の世界には、まだまだ多くの不思議な道具が存在します。

もう一度検索