『
ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』は、
2016年3月24日に発売された
ニンテンドー3DS用のRPGです。この作品は、モンスター育成をテーマにした「
ドラゴンクエストモンスターズ」シリーズの第6作であり、前作『
ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』から約6年ぶりの完全新作となります。また、
2017年2月9日には『
ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3 プロフェッショナル』がリリースされました。
ゲームの概要
本作では、プレイヤーはモンスターをスカウトし、育成することが求められます。スカウトしたモンスターを組み合わせることで新たなモンスターを生み出し、物語を進めていきます。また、プレイヤーは「リアクター」という道具を使用して、隠されたアイテムを探索する冒険が可能です。日本国内での初週販売本数は36.8万本に達し、特別体験版も3月9日から配信されました。
開発の背景
開発チームは、
プロデューサーの犬塚太一が中心となり、過去作の続編案も考慮に入れつつ、本作の開発を進めました。特に、SF的要素が加わることで新たな物語を展開することに挑戦したと語っています。彼が
堀井雄二に提案した際、彼からは「面白い」と好評を得、開発は進められていきました。
ストーリー
物語は「ブレイクワールド」と呼ばれる地が舞台です。この世界では、マ素の影響で凶暴化したモンスターが横行し、人間の数は減少しています。主人公は召使いロボットのサンチョと共に楽園に住んでいましたが、リアクターと謎の少女・レナーテの出現によって、彼は冒険に導かれることになります。失われた記憶を取り戻すため、静寂の草原へ向かい、原住民ノチョーラ族との出会いを経て、モンスターマスターとしての旅が始まります。
登場人物
本作には多くのキャラクターが登場します。主人公はサンチョと共に楽園で生活していましたが、リアクターを拾ったことで真実を求める旅に出ます。彼はかつてのレジスタンスのメンバー・アンセスに似た姿を持ち、実は彼の弟であることがストーリーの核心となります。
レナーテは、主人公を冒険に導く緑髪の少女であり、彼の失われた記憶と深く結びついた存在です。他にもレジスタンスのリーダールキヤや、主人公に立ちはだかるダークマスターなど、個性豊かなキャラクターたちが物語に彩りを添えています。
システムとプレイ要素
本作のシステムは、主に前作を踏襲しつつ新たな要素も取り入れられています。最大4体のモンスターを編成し、ライドシステムによってモンスターに乗ったり、特技を使うことが可能です。ペイント配合や超生配合といった新たな配合システムも登場し、プレイヤーはより多様なモンスターを育成していくことができます。
また、モンスターの種類は500以上登場し、前作からの引継ぎも可能となっていますが、モンスターの整理が施されています。特に、呪われた「ブレイク系」モンスターは、高い能力を持つ代わりにスカウトを受け付けない特性があり、パーティ編成の戦略に影響を与えています。
プロフェッショナル版の追加要素
『
ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3 プロフェッショナル』では、新たなモンスターやマップ、ストーリーが追加され、多くのキャラクターが登場します。ライドシステムも改良され、Gサイズ以上のモンスターでも自在に戦闘を行えるようになっています。クリア後のセクションも追加され、プレイヤーにとってさらに魅力的な要素が盛り込まれています。
このように、『
ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』は、魅力的なストーリーと多彩なシステムを通じて、プレイヤーに深い冒険体験を提供する作品として際立っています。