ドラゴンズドグマ オンライン

ドラゴンズドグマ オンライン

『ドラゴンズドグマ オンライン』（Dragon's Dogma Online）は、カプコンが開発したオンライン専用のアクションRPGです。当ゲームは、かつて日本国内での運営が行われ、特に特徴的なのは、基本プレイが無料であり、アイテム課金が導入されている点です。こちらのゲームは、プレイヤーが「覚者」と呼ばれるキャラクターとなり、仲間の「ポーン」と共に冒険を繰り広げる形式を採っています。原作となる『ドラゴンズドグマ』の魅力を引き継ぎつつ、新しい世界観とストーリーを展開しているため、前作をプレイしていなくても楽しめる内容となっています。

ゲームの概要

本作は2015年8月31日に正式サービスを開始し、瞬く間に70万ダウンロードを達成しました。最初はシーズン構想で展開される予定でしたが、最終的には約4年間でシーズン3まで進行し、2019年12月には全サービスが終了しました。シーズンごとに新たなストーリーやミッションが追加され、プレイヤーの探究心を刺激しました。

システムの特徴

『ドラゴンズドグマ オンライン』のシステムは、前作『ドラゴンズドグマ』で評判の高かった要素を多く取り入れています。特に「アクション性の高い戦闘」や「ポーンシステム」、「豊富なキャラクターエディット」など、プレイヤーが自身のキャラクターをカスタマイズできる楽しさを提供しています。また、ゲームプレイはMMOの要素が強く、最大1000人以上のプレイヤーが集まるロビーや、最大4～8人での協力プレイが可能なエリアも用意されています。

特にポーンは、プレイヤーが育成・設定したNPCであり、他のプレイヤーと貸し借りできるため、様々なパーティ編成が楽しめます。ポーンを含めたパーティーメンバーとの連携がカギとなる戦闘スタイルは、戦略的なプレイを可能にしています。

戦闘システム

戦闘では、敵の体力が低下すると「怒り状態」に移行し、ダメージが増加するシステムが採用されています。怒り状態の敵をいかに疲れさせ、ダウンさせるかが勝利のカギとなります。プレイヤーはしがみついて揺さぶることで強力な攻撃を仕掛けたり、敵のスタミナを奪ったりと、常に臨機応変な戦術を求められました。

ジョブと役割

ゲーム内のジョブシステムでは、各キャラクターが果たす役割が明確に分類されています。たとえば、攻撃を専門とするアタッカー、仲間を支援するヒーラー、敵の注意を引くタンクなど、多様なスタイルでチームを構成できます。これにより、チームプレイが魅力的に展開され、プレイヤーが協力し合う楽しさを味わうことができました。

格別なストーリー

物語は「レスタニア大陸」を舞台にし、竜の神秘や覚者としての使命感が描かれています。ストーリーはプロローグから始まり、各章で異なるキャラクターや陰謀が織り交ぜられて進行します。覚者として、プレイヤーは様々な敵と対峙しながら仲間を助け、時には敵対関係にあった者と手を組むこともあります。歴史的な設定の中で展開される物語は、プレイヤーの選択や行動によって大きく変化し、飽きることのない様々な体験を提供しました。

まとめ

『ドラゴンズドグマ オンライン』は、アクションRPGファンや『ドラゴンズドグマ』シリーズのファンにとって魅力的な作品として多くの支持を集めましたが、残念ながらサービスは終了しました。その中で育まれたコミュニティや壮大な冒険の数々は、今もなおプレイヤーの心に深く刻まれていることでしょう。オンラインゲームの時代を象徴する作品の一つとして、後に続く作品にも影響を与えたことは間違いありません。

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