ドラゴンボール アドバンスアドベンチャー
『ドラゴンボール アドバンスアドベンチャー』は、
2004年11月18日にバンプレストからリリースされた
ゲームボーイアドバンス用のアクションと格闘が融合したゲームです。この作品は、
鳥山明の原作漫画およびアニメを基にしており、
ゲームボーイアドバンス版の『ドラゴンボール』ゲームとしては第3弾となります。ゲームのストーリーは、アニメ『ドラゴンボール』初期からピッコロ大魔王編に焦点を当て、敵を倒しながらステージを進めていくタイプの
アクションゲームと、一対一で対戦するタイマンバトルから構成されています。
ゲームの進行
基本的には原作に準じたストーリー展開があり、一部異なる部分も見受けられます。例えば、キャラクターの登場場面や展開が原作やアニメとは少し異なることがあります。特に、
ヤムチャと
プーアルは荒野のステージにのみ登場し、その後の展開には参加しないといった独自の要素が含まれています。さらに、アニメオリジナルのシーンも組み込まれており、プレイヤーに新たな体験を提供します。
ゲームのシステムでは、最初のセーブデータ画面で難易度を選ぶことができ、やさしい、ふつう、むずかしいの3段階から選択可能です。一度選んだ難易度は変更できませんが、難易度が高いほど敵の出現数や攻撃力、アイテムの出現率が変化します。
ゴチャバトルとタイマンバトル
本作には2つの主要なプレイモード、ゴチャバトルとタイマンバトルがあります。ゴチャバトルは、横スクロール形式のアクションステージで構成され、雑魚敵を倒しながら最終ボスを目指して進行します。特定のステージでは、
筋斗雲に乗って空中を飛びながら戦うスカイバトルも楽しめます。プレイヤーはアイテムを収集し、自らの能力を強化することができます。始めのうちは悟空のみを使用できるものの、ストーリーモードをクリアすると
クリリンも使用可能になります。
一方、タイマンバトルでは、一対一の対戦が行われ、ガードやブレイクなど特有のアクションを駆使して相手を戦います。ストーリー以外にも、フリーバトルや通信対戦、サバイバルモードなどが用意されており、多様な対戦形式を楽しむことができます。
キャラクターと技
本ゲームでは、多くのキャラクターが使用可能で、各キャラクターには特有の技やアクションがあります。例えば、悟空は如意棒を使った技が得意で、
クリリンは高くジャンプしたり、太陽拳のような必殺技を使用することができます。ゲーム中にはイベントシーンや特定の条件を満たすことで解放されるキャラクターも存在し、プレイヤーが成長を感じる要素が豊富に取り入れられています。
ストーリーを進めることで新たにキャラクターをアンロックし、エキストラモードやミニゲームに挑戦することもできるため、完成度の高いゲーム体験を提供します。
ミニゲームとボス
ゲーム中には「大岩クラッシュ」や「カリン様キャッチ」などのミニゲームが用意されており、特定の条件をクリアすることでプレイ可能になります。これにより、ストーリーモード以外にも楽しみの幅が広がります。また、ボスキャラクターとの連戦にも挑める「ボスオンパレード」など、ファンが楽しめる要素も随所に存在します。
『ドラゴンボール アドバンスアドベンチャー』は、その多様なコンテンツと深いゲーム性によって、ファンから愛され続けるゲームであると言えるでしょう。