ドラゴンボール超 スーパーヒーロー

映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』

2022年6月11日に公開された『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』は、東映アニメーションによるアニメーション映画であり、ドラゴンボールシリーズの劇場版第21作目に該当します。この映画は2018年に公開された『ドラゴンボール超 ブロリー』以来、約3年半ぶりの新作となりました。

概要

本作のキャッチコピーは「レッドリボン軍 超極秘作戦、開始！」と「鳥山明 渾身の、超バトルアクション誕生！」です。脚本とキャラクターデザインを原作の鳥山明が手掛け、監督は前作に続いて児玉徹郎が担当しました。

ストーリーは前作の続編である一方、パンの年齢が3歳であり、原作の最終回では彼女は4歳であるため、物語は原作最終回の約1年前の出来事として位置づけられています。この時期に発表されていた『超』の漫画版では、物語がグラノラ編の後に進むことが伏せられていましたが、本作の「スーパーヒーロー編」でその続きが描かれる形となりました。

制作背景

当初は2022年4月22日に公開が予定されていましたが、同年3月6日に東映アニメーションの社内ネットワークに対する不正アクセスが発覚。これを受けて社内システムの一部が停止され、スケジュールに変更が生じました。公開は後に6月11日へと延期されました。

あらすじ

かつて孫悟空に壊滅させられた悪の組織、レッドリボン軍が再び動き出します。この組織の新総帥であるマゼンタは、父親が残した意志を漠然と受け継ぎ、新生レッドリボン軍の復活を目指して資金集めを行います。彼は、以前レッドリボン軍にいた天才科学者ドクターゲロの孫であるドクター・ヘドに接触し、最強の人造人間を開発させようとします。

ヘドは初めはマゼンタの計画には興味を示しませんでしたが、虚偽の情報を流されることで流れが変わります。マゼンタはヘドに対し、悟空を悪に仕立て上げ、彼らの悪事から地球を守るヒーロー「スーパーヒーロー」を作り出そうと誘います。

物語は、悟空の弟子であるピッコロが、悟飯とその娘パンに師事し、修行をつけるところから始まります。ピッコロは新生レッドリボン軍の秘密基地に潜入し、彼らの目的を探るなか、襲撃者である人造人間「ガンマ2号」と戦うことになります。

悟飯の力の発揮が期待される中、パンが誘拐され、彼を救うために彼もまた戦士として覚醒せざるを得なくなります。

登場キャラクター

• - 孫悟飯: 本作の主人公の一人。生物学者として働いているが、家族を顧みず研究に明け暮れている。
• - ピッコロ: 悟飯の師匠であり、彼とパンを守る役割を担う。
• - パン: 今作の実質的なヒロインで、occ活発な性格。
• - ドクター・ヘド: 理想のヒーローを追い求める天才科学者。
• - マゼンタ: 新生レッドリボン軍のリーダー。

興行成績

公開初日の興行収入は、2022年6月11、12日で49万7526人動員、6億6989万220円という結果を収め、その後も興行収入は20億円を突破しました。世界各国でも公開され、最終的には全世界で1億250万ドル（約138億円）を記録しました。

まとめ

『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』は、新たなキャラクターとスリリングなストーリーを持ち、ファンにとって待望の作品となりました。現代のアニメーション技術を駆使し、鳥山明の独自の世界観が堪能できる映画として、多くの期待を集めている一方で、今後の展開にも大きな注目が寄せられています。

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