ドラゴンボールZ 真武闘伝

ドラゴンボールZ 真武闘伝について

『ドラゴンボールZ 真武闘伝』（ドラゴンボールゼット しんぶとうでん）は、1995年11月17日にバンダイから発売されたセガサターン用の2D対戦格闘ゲームです。このゲームは、フジテレビで放送された人気テレビアニメ『ドラゴンボールZ』（1989年 - 1996年）を基にしており、様々なゲームモードが用意されています。特に、Mr.サタンを主役にした特別なモードも含まれており、多くのファンに楽しんでもらえる内容となっています。

開発と製作チーム

本作の開発はトーセが手がけ、プロデューサーには過去の『ドラゴンボールZ』シリーズで知られる磯貝健夫が名を連ねています。また、音楽は『ドラゴンボールZ 超武闘伝シリーズ』に携わった山本健司が担当しています。発売に先立ち、このゲームは『DRAGON BALL Z 超武闘伝 SEGASATURN』として紹介されていました。

ゲームシステムと特徴

本作は、4か月前にリリースされたPlayStation用ソフト『ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22』とは異なり、登場するキャラクターやグラフィックはさまざまです。スーパーファミコンの『超武闘伝シリーズ』の特徴を受け継ぎ、距離が離れると画面が縦に分割されるデュアルスクリーンシステムも復活しました。背景はポリゴンではなく、従来の2Dステージで構成されています。このようなデザインにより、古き良きアニメの雰囲気を楽しめる作りになっています。

ゲームモードの種類

• - 1P VS CPU: プレイヤーがコンピューターと戦うモードで、各キャラクターに独自のエンディングがあります。
• - 1P VS 2P: 対戦モードで、友達と直接対決することができます。
• - 天下一武道会: トーナメント形式のモードで、最強のキャラクターを目指します。
• - Mr.サタンモード: 18号への賞金を手に入れるために、ジャガーバッダに挑む独特なモードが用意されています。このモードにもエンディングが3種類存在します。
• - OPTION: プレイヤーは難易度や対戦回数、制限時間を設定できる自由度の高いオプションがあります。

登場キャラクター

『真武闘伝』には、人気のキャラクターたちが操作可能です。主なキャラクターには、孫悟空、ベジータ、クリリン、ピッコロなどが含まれ、合計で27人のキャラクターが用意されています。ただし、特定の対戦モードでは一部のキャラクターが使用できません。特にユニークなのは、マニアックなキャラクターも参加している点です。

評価

本作はゲーム雑誌などでさまざまな評価を受けています。『ファミコン通信』では22点、『セガサターンマガジン』では23点との評価を受けました。レビュアーたちはキャラクターの多さや独自の要素を評価しつつも、全体のプレイ感に物足りなさを感じる意見もありました。特に、ゲームバランスや操作性に関する不満がいくつか見られました。今年来、ファンからの評価は賛否両論ですが、ドラゴンボールファンにはやはり魅力的なタイトルとなっています。

このような魅力あるゲーム『ドラゴンボールZ 真武闘伝』は、2D対戦格闘ゲームとしての特徴を生かした作品であり、今もなお多くのファンに親しまれています。

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