ドラゴンボールZ 超武闘伝3

ドラゴンボールZ 超武闘伝3

概要

『ドラゴンボールZ 超武闘伝3』は、1994年9月29日にバンダイがリリースしたスーパーファミコン用の対戦型格闘ゲームです。この作品は『ドラゴンボールZ』のシリーズで4番目となり、超武闘伝シリーズの最終作です。本作は、エニグマの魔人ブウ編をテーマにしており、一部要素は後のゲームに引き継がれていますが、ストーリーモードは存在しません。

ゲーム内容

システム

前作『ドラゴンボールZ 超武闘伝2』の基本システムを継承しつつ、いくつかの変更点があります。例えば、背景の破壊演出は廃止され、ゲームスピードはさらにアップ。舞空術はいつでも使用できるようになり、一部のステージを除き、発動時は完全無敵です。

デモ必殺技に対する防御コマンドの受付時間は短縮され、難易度によって影響を受けるため、プレイヤーには迅速な反応が求められます。また、パワーゲージの溜まり具合も変更され、特定の条件下でパワーを溜められる仕組みが採用されました。この結果、デモ必殺技の発動時間が短縮され、ラッシュ系の技は見切りやすくなっています。

キャラクター

プレイヤーは多様なキャラクターを操作できます。主なキャラクターには、孫悟空、孫悟飯、ベジータ、トランクス、18号などが登場します。それぞれのキャラクターは特有の技や戦い方を持ち、個性豊かなバトルを実現しています。

• - 孫悟空: 復活したスラッシュダウンキックにより、空中攻撃の幅が広がった一方で、一部技は削除されています。
• - 孫悟飯: 青年として登場し、特有の技に長い無敵時間を持つフレイルソバットがあります。
• - ベジータ: 新たに追加されたニードルブロックを使い、連撃をこなしつつも、得意のドライビングエルボーも継続して利用可能です。

ゲームモード

本作には対戦モードや観戦モード、天下一武道会などが用意されています。対戦モードでは任意のキャラクター同士で1対1のバトルが楽しめるほか、観戦モードでは試合を双眼鏡で観戦することも可能です。天下一武道会では8人トーナメントが楽しめ、ここでスタッフロールが流れる仕組みになっています。

最も注目すべきは、キャラクター固有の音楽が減少した点で、戦闘モードでは選択されたキャラクターによって自動的にBGMが変化する仕様が導入されています。

評価

『ファミリーコンピュータMagazine』では、読者投票により30点満点中21.9点の評価を受け、全体的に好評を博しました。ゲームの爽快感やプレイアビリティがファンに受け入れられ、多くの愛好家に支持されています。

まとめ

『ドラゴンボールZ 超武闘伝3』は、シリーズの締めくくりとして多彩なキャラクターやバトルスタイルを提供しており、対戦格闘ゲームの要素を一層深めています。懐かしの名作を手に取り、再びあの激闘を体験してみてはいかがでしょうか。

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