ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!

ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!

『ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!』は、バンダイがファミリーコンピュータ向けに展開したロールプレイングゲームで、テレビアニメ『ドラゴンボールZ』を題材にしています。このゲームは、元々1990年に発売された『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』の続編として、1991年にリリースされました。

ゲームの概要

基本的なシステムは前作を踏襲しつつも、いくつかの新しい要素が追加されました。例えば、複数の攻撃やオートバトルの導入により、戦闘がよりスピーディーになり、ストーリーの進行がスムーズになっています。また、キャラクターの必殺技を使用する際には目元のカットインが挿入され、演出面でも進化を遂げました。

キャラクターはレベル11からスタートしますが、特定の条件を満たすことで前作のレベルでプレイできる「コンティニューZ」モードが利用可能です。本作のストーリーはナメック星編で進行しますが、超サイヤ人は不在で、原作では死亡したキャラクターたちが生存し、戦闘に参加するところも独自の展開となっています。特別なゴールデンカートリッジも存在し、限定イベントで手に入れられるため、ファンの間で話題を呼んでいます。

ゲームシステム

移動システム

移動は星の数が描かれたカードに基づいて行います。「あるく」選択での移動は敵と遭遇しにくく、「とぶ」選択は移動距離が増す一方で敵と遭遇しやすくなります。マップ上の敵も行動し、遭遇時には戦闘やイベントが発生します。また、特定の移動方法では宇宙船を使った移動も可能です。

戦闘システム

戦闘ではカードを使用し、攻撃力は星の数、防御力は漢数字で決まります。カードの流派がキャラクターと一致することで強力な「複合攻撃」が発動します。キャラクターがHP29以下になると「ピンチ!」が表示され、0になると戦闘から離脱しますが、前作とは異なり復活が可能です。

天下一武道会

このモードでは、対戦を行うためのパスワード入力が必要です。トーナメントやバトルロイヤルに挑戦でき、対戦の駆け引きが楽しめます。全キャラクターのパスワードが存在しており、ベジータやネイルなどキーキャラクターも操作できる点が魅力の一つです。

ストーリー展開

本作のストーリーは全部で15の章で構成されており、ナメック星の冒険が描かれます。各章はセーブポイントで構成されており、プレイヤーは自らの選択によって物語を進められます。

登場キャラクター

このゲームには複数のキャラクターが登場し、味方キャラクターには孫悟空やピッコロ、孫悟飯といったZ戦士が含まれています。一方、敵にはフリーザやその部下たちが登場し、多彩な戦いが楽しめます。

開発と評価

本作の開発には多くのスタッフが携わり、その成果は『ファミコン通信』や『ファミリーコンピュータMagazine』などのゲーム誌で高く評価されました。戦闘シーンの迫力やバトルシステムの進化が評価されており、1998年にはその内容が改めて評価されています。

まとめ

『ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!』は、ファン待望の作品としてアニメの魅力を巧みにゲームに落とし込んでおり、独自のシステムとキャラクター展開で多くのプレイヤーの心を掴みました。その後の続編にもつながる重要なタイトルです。

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