ドラバラZONE

ドラバラZONEとは

『ドラバラZONE』は、2007年10月から2008年3月まで日本テレビで平日の午後に放送されていた再放送枠のレーベル名です。13:55から15:50までの時間帯で、過去に放送されたドラマやバラエティ番組の再放送を中心に構成されていました。

概要

この枠は、それまで放送されていたワイドショー番組『ザ・ワイド』の後を受けて開始されました。日本テレビがこの時間帯に再放送枠を設けるのは、1979年3月以来、約28年半ぶりのことでした。

公式サイトでは「ドラバラ」と略称されており、姉妹番組である『ドラバラPLUS』と同じ扱いとされていました。また、2007年9月まで火曜日から木曜日の午後に放送されていた『Dパラダイス』という再放送枠を拡大し、平日全曜日に対応させたものと見なすこともできます。

番組構成は、基本的に1日に2話ずつ放送する形式で、14時台を第1部、15時台を第2部としていました。しかし、新番組や特別番組の宣伝などの都合により、1話のみの放送や休止となる場合もありました。この枠はローカルセールス枠であったため、CMは全てスポットCMとして放送されていました。

祝日は特別番組が全国ネットで放送されたため、『ドラバラZONE』は休止となりました。再放送番組であるにもかかわらず、次回予告も設けられていました。

ネット局の対応

『ザ・ワイド』を放送していた日本テレビとテレビ信州以外の系列局では、『ドラバラZONE』を放送せず、代わりに読売テレビ制作の『情報ライブ ミヤネ屋』を放送する局が多くありました。

系列局の中には、独自の再放送枠を設けてドラマを放送していた局もありました。例えば、札幌テレビは『ミヤネ屋』を途中まで放送した後、『ゴゴドラ!』という再放送枠を設けていましたが、後に『ミヤネ屋』のネット時間を拡大しました。読売テレビは、自社制作の『ミヤネ屋』を放送する一方で、本枠で再放送された作品を土曜日に再放送していました。

視聴率の低迷と番組終了

『ドラバラZONE』は、若年層の視聴者獲得を目指して開始されましたが、『ザ・ワイド』の視聴者が他の番組に流れたことや、他局の再放送枠との競合などにより、視聴率は低迷しました。2007年末に関東地区で集中再放送された『ごくせん』は高視聴率を記録しましたが、全体的な視聴率の低迷を覆すことはできませんでした。

結局、『ドラバラZONE』はわずか半年で打ち切りとなり、後番組として『情報ライブ ミヤネ屋』が放送されることになりました。テレビ信州も同様に『ミヤネ屋』の放送を開始しました。

放送された作品

『ドラバラZONE』では、放送中のドラマの再放送と、過去に放送されたドラマのアンコール放送が行われました。

放送中ドラマの再放送では、前週に日本テレビ系列で放送されたドラマの各話を再放送していました。一方、過去のドラマのアンコール放送では、副音声解説が実施されました。

主なドラマのラインナップは以下の通りです。

ハケンの品格
14才の母
anego[アネゴ]
喰いタン
喰いタン2
あいのうた
野ブタ。をプロデュース
バンビ〜ノ!
星の金貨
続・星の金貨
たったひとつの恋
ホタルノヒカリ
受験の神様
探偵学園Q
ごくせん第2シリーズ

バラエティ番組の再放送はドラマに比べて少なく、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』などが放送されました。

関連項目

日本テレビ制作局制作番組の分野別一覧
再放送
ザ・ワイド（前番組）
情報ライブ ミヤネ屋（後番組）
ドラバラPLUS（姉妹番組）
アナ☆パラ（後番組）
ゴゴドラ（類似番組）
ドラバラPUSH（後継番組）
ドラばらっ!（類似番組）
* ドラバラ鈴井の巣

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