『ドラマチックダンジョン サクラ大戦 〜君あるがため〜』
概要
2008年3月19日にセガから発売された『ドラマチックダンジョン
サクラ大戦 〜君あるがため〜』は、
ニンテンドーDS用のゲームソフトで、
サクラ大戦シリーズの一環として位置づけられています。この作品は、これまでのシリーズのキャラクターが勢揃いするオールスター編であり、シリーズ初の
ローグライクゲームとして新たな試みがなされています。
本作の目玉は、帝国華撃団や巴里華撃団、紐育華撃団などの人気キャラクターが登場することです。また、シリーズの特徴の一つである次回予告も健在で、ファンにはたまらない内容となっています。さらに、華撃団の隊員たちが霊子甲冑を着ずに生身で戦う姿も新鮮で、プレイヤーに新たな体験を提供します。開発を行ったのは
ネバーランドカンパニーで、彼らは不思議のダンジョンシリーズなどで知られています。元々は
2008年2月21日の発売を予定していたものの、最終的に
3月19日に延期されました。サブタイトルは
与謝野晶子の詩から引用されており、文学的な要素も感じられます。
ストーリー
物語は太正十八年の春、帝都東京にある大帝国劇場での花組公演「オルレアンの少女」の開幕から始まります。その舞台に突如
ジャンヌ・ダルクと名乗る神秘的な女性が現れます。しかし、彼女の出現とともに街は大規模な異変に見舞われ、迷宮のような状態になってしまいます。霊力異常のため、キャラクターたちの操る光武も効を失い、大神一郎は花組の仲間たちとともに恐るべき迷宮の探索を始めます。その一方で、アメリカ・紐育では大神の甥である大河新次郎が同様の異変の謎を追っています。この異変はフランスの巴里にも波及し、三つの華撃団が連携してこの危機に立ち向かう姿が描かれています。
ゲームシステム
ゲームプレイはアドベンチャーパートとダンジョンパートに分かれています。
アドベンチャーパート
この部分では、キャラクターたちとの会話を通じてメインストーリーが進行します。
サクラ大戦シリーズでおなじみのパートで、キャラクターに深く触れることができる貴重な時間です。
ダンジョンパート
ここでは、大神一郎または大河新次郎を隊長として、華撃団の隊員たちと協力しながら敵と戦い、ダンジョンを攻略していきます。各階層には最終的なボスが待ち受けており、その撃破を目指します。また、ダンジョン内ではシリーズ特有の様々なイベントが発生し、プレイヤーの体験を一層豊かなものにしています。
登場キャラクター
本作には魅力的なキャラクターが多数登場します。帝国華撃団の花組には、大神一郎や真宮寺さくら、神崎すみれなどがいます。巴里華撃団、紐育華撃団にもそれぞれ個性的なメンバーが揃い、物語を盛り上げます。
主なメンバー: 真宮寺さくら、神崎すみれ、マリア・タチバナ 他
主なメンバー: エリカ・フォンティーヌ、グリシーヌ・ブルーメール 他
主なメンバー: ジェミニ・サンライズ、サジータ・ワインバーグ 他
その他のキャラクター
本作に登場するユニークなキャラクターには、フランスの英雄「
ジャンヌ・ダルク」や、実在の人物をモデルとしたデュノア、ラ・イール、ジル・ド・レイなどがいます。彼らは物語の背景に深みを持たせる重要な役割を果たしています。
攻略本
本作の攻略本として「ドラマチックダンジョン
サクラ大戦 ~君あるがため~ 攻略浪漫画報」が発行されています。詳細な解説を通じて、プレイヤーのサポートを行います。
結論
『ドラマチックダンジョン
サクラ大戦 〜君あるがため〜』は、ファンにとって新鮮な体験を提供する作品であり、キャラクターたちの魅力や多様なゲームプレイが詰まっています。