ドローン トゥ ライフ 〜 2つの王国 〜

ドローン トゥ ライフ 〜 2つの王国 〜

『ドローン トゥ ライフ 〜 2つの王国 〜』（原題：Drawn to Life: Two Realms）は、2020年12月7日（日本では8日）に505 Gamesから発売されたアメリカ発のアクションパズルゲームです。この作品は「ドローン トゥ ライフ」シリーズの本編3作目にあたりますが、コラボ作品を含めると4作目となり、2009年発売の『Drawn to Life: The Next Chapter』以来約11年ぶりの新作です。日本では、最初の作品が2008年にリリースされて以来、待望の新タイトルとなっています。

ストーリー

物語は前作『The Next Chapter』から数年後を舞台に展開します。クリエイター、つまりプレイヤーの手によって創造されたヒーローが、狐耳の種族ラポーサの村「ラポヴィル」と人間の町「ベルビュー」を行き来します。彼らは、ベルビューで暗躍する存在アルダークの陰謀を追い、さまざまな冒険を繰り広げることになります。

ゲームシステム

本作の特徴的な点の一つは、ペイントソフトのような仕様でプレイヤーが自由にキャラクターや武器をデザインできることです。ただし、今作ではヒーローのデザインに加え、フィールド上のオブジェクトに関するデザイン要素も含まれており、よりサブイベント的な要素が強くなっています。

プレイヤーは、トップビューのフィールドを移動しながら特定の人物に話しかけたり、特定の場所に到達することでイベントを進めます。その後、サイドビューのアクションステージが開始される仕組みです。従来のシリーズとは異なり、本作はパズル要素がより強調されています。ステージクリアの基本条件は出口への到達ですが、他にも敵を全て倒す、特定のキャラクターを指定の場所に連れて行くといった追加条件が設定されている場合もあります。加えて、事前に指定された敵を配置してゲームが開始するステージも存在します。

メインシナリオに関連するイベントでは、複数のステージを連続的にクリアすることでイベントを達成しますが、メインでないイベントでは単一のステージでクリア条件が設定されます。クリア時には得点に応じてお金やアイテムが獲得できます。

主なキャラクター

• - クリエイター (Creator): プレイヤーが操作するキャラクターで、様々なものを創造します。
• - ヒーロー (Hero): クリエイターが作成したキャラクターで、名前や姿形は自由に設定可能です。
• - マリ (Mari): ラポヴィルのリーダーで、クリエイターによるヒーローの召喚を依頼します。
• - ジョーイー (Jowee): マリの友人で、物語の中で彼女をサポートします。
• - マイク (Mike): ベルビューの人間で、記憶を失っていますが、ラポヴィルにアクセスできる特異な存在です。
• - ヘザー (Heather): マイクの姉で、両親を亡くした事故の影響を受けています。
• - アリー (Aly): マイクの親しい友人で、彼を支え続けているキャラクターです。
• - アルダーク（Aldark）: ベルビューで暗躍する謎の存在で、人間たちの負の感情を増幅させようと働きかけます。

開発

本作は、かつて「ドローン トゥ ライフ」シリーズを手掛けていた企業5th Cellのメンバー、Joseph Tringaliにより2016年に設立されたスタジオDigital Continueによって開発されました。Tringaliは、シリーズ再開の機会を伺いながら、505 Gamesと連絡を取りつつ新たなアイデアを模索していました。2018年末には新タイトルの開発が決定されました。

この作品には、シリーズに関わっていたアーティストや作曲家も参加しており、彼らの手によって新たな世界が描かれています。

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