「
ドンキーコングのクレイジー・トロッコ」は、ユニバーサル・スタジオ・テーマパークの
スーパー・ニンテンドー・ワールドに設置された、
ローラーコースター型アトラクションです。現在、
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで体験でき、ユニバーサル・エピック・ユニバース(
ユニバーサル・オーランド・リゾート)でも建設が進められています。
概要
2021年9月、
ドンキーコングをテーマにしたエリアの拡張が発表され、2024年に「
ドンキーコング・カントリー」としてオープンしました。このエリアの目玉となるのが、予測不能な動きが特徴の「
ドンキーコングのクレイジー・トロッコ」です。開業当初は混雑が予想以上で、待ち時間が長くなることもありましたが、そのスリル満点の体験は多くのゲストを魅了しています。
ストーリー
ゲストは黄金の神殿からトロッコに乗り込み、タル大砲で「
ドンキーコング・カントリー」へ飛び出します。ジャングルを駆け抜け、途切れたレールをジャンプしながら、ティキ族からゴールデンバナナを守る冒険に出発します。
待ち列・プレショー
黄金の神殿へと続く待ち列では、パワーアップバンドを使ったインタラクティブな仕掛けが楽しめます。「ピタリとペタリの像」や「さるカミさまの口」などのタッチポイントで遊んだり、天井に現れるバナナの模様を見つけたりと、待ち時間も退屈させません。プレショーでは、クランキーコングとスコークスが登場し、トロッコに乗ってゴールデンバナナを取り返す冒険について説明してくれます。
ライド体験
トロッコに乗り込んだゲストは、ディクシーコングの応援を受けながら巻き上げ部へと進みます。頂上付近で加速し、タル大砲から飛び出した後は、予測不能なコースが待ち受けています。
ドンキーコングとディディーコングのトロッコと接触しそうになったり、急降下したり、途切れたレールをジャンプしたりと、スリル満点です。ドラゴンの形をした石像からミストを浴びせられたり、モグラや巨大な岩との接触を回避したりと、ハラハラドキドキの展開が続きます。最後は、ティキ族を倒してゴールデンバナナを取り返す
ドンキーコングの活躍を見届け、興奮冷めやらぬままゴールへと到着します。
開発の裏側
2019年には、ユニバーサル・クリエイティブが「BOOM COASTER」という新型
ローラーコースターの設計を特許庁に提出しました。この設計には、「乗客用車両と実際の軌道との間に模擬レールを設け、実際の軌道を乗客の視界から妨げる」という特徴があり、「
ドンキーコングのクレイジー・トロッコ」の構造と類似していることがわかります。また、コースターの試作機がテスト運転されている映像も公開され、期待が高まりました。
「
ドンキーコングのクレイジー・トロッコ」は、革新的な技術と創造性によって、これまでの
ローラーコースターの概念を覆す、全く新しいライド体験を提供しています。
ドンキーコングの世界観に没入し、スリルと興奮に満ちた冒険を楽しんでみてください。