ドーン・ステーリー

ドーン・ステーリー（Dawn Michelle Staley、1970年5月4日 - ）は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア出身の女子バスケットボール選手であり、現在は指導者として活躍しています。ポジションはガードでした。

選手としての輝かしいキャリア

バージニア大学に進学したステーリーは、NCAAトーナメントに4度出場し、そのうち3度はファイナルフォーに進出。大学時代に2135得点を記録し、さらにNCAA記録となる454スティールを樹立しました。その実力は早くから認められ、1991年にはユニバーシアード米国代表に選出され、金メダルを獲得しています。

大学卒業後の1994年には、フランスのタルブGBに在籍。1996年からはABLのリッチモンド・レイジに入団し、1997年にはチームをファイナルに導きました。その後、チームは彼女の地元であるフィラデルフィアに移転しています。

1999年、WNBAのシャーロット・スティングにドラフト全体9位で指名され入団。2001年にはWNBAプレーオフに進出しました。2005年にはヒューストン・コメッツへ移籍し、プレーオフに進出するも、サクラメント・モナークスに敗れ、現役を引退しました。

その功績は高く評価され、2011年にはWNBA15周年記念オールタイムチームに選出されています。

ナショナルチームでの活躍

ステーリーは、米国代表としてアトランタ、シドニー、アテネの3大会連続でオリンピックに出場し、全て金メダルを獲得するという偉業を達成。アテネオリンピックでは選手団の旗手も務めました。

指導者としての才能開花

1999年からは、テンプル大学のヘッドコーチに就任。2001年、2002年、2004年にはNCAAトーナメントに導き、NCAA記録となる25連勝も樹立しました。2008年からはサウスカロライナ大学のヘッドコーチを務めています。また、2020年東京オリンピックでは、女子アメリカ代表ヘッドコーチとしてチームを金メダルに導きました。

ドーン・ステーリーは、選手として、そして指導者として、女子バスケットボール界に多大な貢献をしている人物です。

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