『
ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』は、
ニッポン放送で放送された深夜
ラジオ番組です。この番組は、
ナインティナインの
岡村隆史がパーソナリティとして登場し、
2014年10月から
2020年5月までの約6年半にわたって放送されました。番組名は略称で呼ばれることも多く、「岡村ANN」や「
岡村隆史ANN」と称されています。
番組の歴史と構成
番組は、
1994年4月から放送されていた『
ナインティナインのオールナイトニッポン』の流れを汲み、岡村がその後のソロパーソナリティとして再スタートを切りました。新たなタイトルが付けられましたが、内容はフリートークやリスナーからの
ハガキを基にしたコーナーなど、前番組のスタイルを大いに踏襲しています。リスナーとのコミュニケーションを大切にし、「皆さんからのお
ハガキが頼りです」という文言でもその姿勢が表れています。
番組の構成には、リスナー参加型の様々なコーナーがあり、一部はナイナイANNから引き継がれました。中でも「WET STREAM」は人気の高いコーナーで、性にまつわる投稿を受け付けていました。このようなユニークな企画が多くのファンを魅了し、岡村の独特なトークスタイルが際立つ番組となりました。
話題を呼んだエピソード
番組はそのユーモアあふれる内容だけでなく、時には物議を醸す発言もありました。特に、
2020年3月に岡村がコロナウイルス影響下での発言に対して多くの批判を浴び、翌週の放送でその件について謝罪する一幕がありました。この出来事は広く報道され、国民的な関心を集めました。
その後、
矢部浩之が岡村のサポートとして5年ぶりにスタジオに戻ることで、番組はさらなる盛り上がりを見せることとなります。そして、
2020年5月に番組名が『
ナインティナインのオールナイトニッポン』に戻ることが決まり、岡村の単独放送は4月で最後となりました。
コーナーの多彩さ
番組内のコーナーには「
岡村隆史のホラ貝クイズ」や「オカムセンター試験」など、多岐に渡る企画が用意されていました。特に
ハガキ職人による投稿を反映したコーナーが多く、リスナーと一緒に番組を作り上げるというスタンスが、番組の魅力を引き立てていました。
また、毎年行われる「
岡村隆史のオールナイトニッポン歌謡祭」は、多くのゲストを迎え、盛大なイベントとして知られています。番組のファンにとっては、岡村の話術やコーナーの楽しさ、そしてゲストとのトークも楽しみの一つであり、毎週の放送は大いに期待されていました。
終焉と評価
2020年5月に番組が終了した後、岡村はその間のリスナーとの絆や番組制作の楽しさを振り返り、多くのリスナーや関係者への感謝の念を口にしました。番組は全281回にわたり、
岡村隆史の特異なキャラクターを生かしつつ、様々な挑戦をもって放送を続けました。今回の番組の歴史やエピソードは、岡村ファンにとって貴重な思い出となっています。